やっぱりご飯がすき・茨城のポテ子福福・田舎生活ダイアリー

農業を継ぐことになった50代主婦ポテ子の日常

三浦春馬さんの事件を報道したマスコミ・アメリカ大統領選挙を報道したマスコミに疑問

 

三浦春馬さんが亡くなって早4ヶ月近くが過ぎようとしています。

あまりにも疑問が多すぎて闇です…。

これはもの凄くおかしい…怖ろしい事件ですよね。

マスコミ各社はまるで自○に決めつけてサッサとこの事件を終わりにしてしまいたいと

でも思っているように感じてしまいます。

私たちファンは口々に疑問を投げかけているのにそれには一切耳を傾けず【決めつけ報道】のオンパレードでした。

どうでもいいような情報をだらだら流していないで、三浦春馬さんの事件をもう一度ちゃんと報道して下さい!!お願いです。

 

国民は事件性を疑っているんです!!

警察に再捜査をして貰えるように徹底してテレビでも一緒に働きかけ下さい!!

彼は自らの命を終わらせたいという生き方をしていませんでした!!

彼が自ら死を選択する理由が到底見つかりません!!

だから全くもって不自然です。死亡日の誤報道の謎、防犯ビデオの非公開、証言が途中で変わる不自然さ、更には芸能人の発言に偽証の疑いまで持ち上がっています。

一体どういうことなんでしょうか!!?

テレビ局やメディアは一大事として騒がなければいけないのではないでしょうか!?

今、事件を再び取り上げて下さい。

隠されているものが解明できるようテレビで有識者を集めて検証して欲しいです。

真実が知りたいのです。

未だ疑問と疑惑だらけで国民はまったく府に落ちません。

テレビ局はもっと国民に寄り添っても良いのではないでしょうか?

 

何をもって自○と決められたのでしょうか?遺書も残されていないのに…。

何度も何度も自○と出ていたのはテレビの画面や所属事務所等の報道からです。断定できる証拠がないのに決めつけるのは不自然です。

それをこぞって自○、自○と書き連ねる又は発表されるのは、まるで国民を誘導しているように思われます。

情報操作の行為だと思われてしまいますよ、テレビ局の皆さん。

 

どうか決めつけでなく偏らない報道をして下さい。テレビ局が偏った情報を流している…なんて思いたくありません。

 

三浦春馬さんの事件を解決しないとまた芸能人の方が誰か亡くなるのじゃないか…と大

きな不安と恐怖があります。現に他にも俳優さんや歌手の方などが近いに日に連続して

亡くなっています。

日本で活躍されてた…私たちにとって大切な方々です…。

 

 

11月3日にアメリカで大統領選挙がありました。

ドナルド・トランプ氏とハンター・バイデン氏の決着はまだついていません。

 

テレビ局があたかも次期大統領がバイデン氏に決まったのごとく放送しているのを理解できません。バイデン氏のいかがわしい画像流出の件、不正選挙の疑いのかくかくしかじか…をまったく伏せて誤った情報を流すのは日本国民を馬鹿にしています。

トランプ氏が訴訟を出した州が幾つもありますし恐らく結果は…

ひっくり返るのでは…と思われます。

テレビでフェアな情報を流して下さい。

本当のことを私たちは知りたいのです。

本当のことを知る権利が私たちにはあります。

 

三浦春馬さんの事件がきっかけで私たちは目覚めました。

偽った情報を真しやかに流すのは放送違反ですから即刻やめて下さい。

国民を騙すのは国民が許しません。

よって罰せられます…。

 

 

日本製…日本の国力をもっとつけなければいけない

                     故三浦春馬さん

 

 

 

皆さまつたない文章を読んで下さいましてどうもありがとうございます。今日も皆さまがハッピーで心安まる一日でありますように…。<(_ _)>

 

 

三浦春馬さん、竹内結子さん、芦名星さんに想いを馳せて

あまりにも突然に亡くなった方がた…

 

日本中に走った衝撃は今も続いている…。

おかしい…

誰もが思っている。

何があったんだ…。

いや、起きている…。

何かが…。

だから死の連鎖が起きているんだ…。

三浦春馬さん、竹内結子さん、芦名星さんの他にもメディアで報じられてる方で近くし

て亡くなった方は三人…。

こんな偶然どう考えたって有り得ないでしょう?

可笑しすぎるよ…信じられる訳ない。

そう言えば昔からあった…。

こういう不可思議な事件…。

ぽつり、ぽつり、とあった…。

けれど確たる証拠は無かった…週刊誌もメディアもこぞって報道したけど、一様に自○

云々と口を揃えるばかりで時の経過とともに人々から忘れられて行った…。

けれど今回の出来事をきっかけに、これまでに起きた数々の不可思議な事件を思い出し

た人は私だけではないだろう。

みんな心の片隅で思っている。

おかしい…

考えると不気味だ…。

何の証拠もない、

テレビも週刊誌も所属事務所も「自○」と報じている。

それでも考える…いや考えてしまう…

胸の内で考えるのは個人の自由だ!

 

むしろ亡くなってから私は三浦春馬さんの生前の姿を追いかけ始めた…

佇んでいるだけでも美しく明眸皓歯の青年が突然なくなったことにひどく驚いた。

それまで順風満帆のように見えていた彼に一体彼に何があったのだろうか…

本当に自らした結果なのだろうか…という疑問が払拭できない…。

 

彼を知れば知るほど彼に引き込まれていった。

仕事に一生懸命に取り組む誠実で真摯な姿が沢山の映像に残っていたから…。

彼は美しかった…見た目は勿論だけど、何よりも心が美しかったのだ。

知っていくと心の中に寂しさと葛藤も抱えていたように思う。

また過酷な環境の中で恐怖しながらも戦っていた…。

出演された作品の中には内容の評価できないものもあったように思う。(あくまでも私個

人の見解なのでその点は誤解しないでほしい)

しかし彼はどんな作品でも精一杯のエネルギーを注ぎ観客を楽しませようと努力する

俳優さんなのだ…と思わされた。

 

彼は本当に頭のよい人だと思う。

残されたメッセージ…

 

 

テレビ、メディア、警察、病院、政治に疑問を抱く!

これらは繋がっているとしか思えない。

警察や政治は国民の税金で賄われているものなのに…、国民を守るために存在するのに…

警察はどうして幾つもの不可解な点を捜査解明してくれないのか?

十分な情報開示もされないでうやむやのまま…

私たちが疑問を持つのは当然のことだ!!!

彼の死亡日が他国で間違って放送された事実…

日本のテレビ局でも死亡日の誤報道が起こった…

何でそんなことが起こってしまったのかに誰もが注目するべきだ!

どういう経緯でそんなことになったのか説明するべきだ!

警察もメディアも揃って口をつぐんでいる事実が有り得ない、前代未聞だ。

信頼できない!!

私たちの言論に色々規制を張る前に各メディア、所属事務所、警察、病院はきちんと説

明責任を果たすべきだ!

 

いったい…日本は大丈夫なのだろうか…

 

三浦春馬さんの死がきっかけで私たちに教えてくれたこと…

 

春馬さんが残してくれたもの…日本製、国力…。

日本はもっと国力をつけなければいけない

 

日本はこのままではいけない!!!

 

 

 

読んで下さいまして本当にありがとうございます。今日も一日皆様にとって素晴らしい日となりますようにお祈り致します<(_ _)>

貴方は顔に艶がありますか?

会社の先輩山方さんはいつもおでこがピッカピカです!!

 

彼の年齢は初老に近いですが、見る人に少しも老いを感じさせません。

いつも明るく周りの人に声をかけ、小さなことでもすぐに気が付く細やかな神経には毎度のことですが驚かされています。

山片さんは髪に白いものが混じってきてますがまるで若者のようなんです。

その理由をポテ子なりに分析してみました。

 

まず声が大きいこと。

いつも笑顔でいること。

よく笑っていること。

明朗快活であること。

活舌が良いこと。

部下にも上司へと同じように丁寧に対応していること。

反応が早いこと。

背筋がピンとしていること。

食欲が旺盛なこと。

 

などがあげられます。

山方さんのおでこはくりんと広めなんですが、それがホントにツヤッツヤに輝いていて…鼻の頭も頬も光輝いています。

汗を掻いて光っているのじゃないんです。

身体の内から滲み出て光輝いているって感じですね…。

そして声が大きいのです。

誰に対しても懇切丁寧に対応して下さる方なので大きな声にはまるで嫌味もありませんし、ひそひそ話をしている姿もこれまで一度も見たことがありません。

そしてよく笑っています。

今気が付いたのですが…怒った顔をまだ見たことがないですねぇ…。

あと大きな特徴として気配りが凄いな…って思います。

それがダイレクトに出ているのが山方さんの会話です。

相手の話したあとの合いの手が見事なのです。ちょっと気の利いた言葉を付け足しながら頷く、次に誘う、笑う…など…『かゆいところに手が届く』ってこういう感じなんだなぁ…と思いながらポテ子は聞いています。

部下の若い女性に対してもいつも敬語で丁寧に接しています。

彼は誰に対しても丁寧に接してくださいます。

だから山方さんを嫌いな人はいないだろうな…とポテ子は思います。

営業から戻ってオフィスに入ってくると、まるで大きな太陽が入ってくるように感じるのは多分ポテ子だけではないでしょう…。

そういう方が同じ職場におられるということは感謝!!ですね!

太陽がいるオフィスなんて想像しても居心地がいいでしょう?(笑)

感じの良い方は見ているだけでも気分が良くなります。

ポテ子も少しでも山方さんを見習いあやかりたいと思っています。

それで…

とりあえず、おでこにこっそりクリームを塗っています(笑)。

パサついているよりは鮮度あるように見えた方がいいかな…との思いで(笑)。

 

読んで下さいましてありがとうございました。<(_ _)>

宇宙に存在する全てのものに感謝いたします。

ではまた次回お会い致しましょう(^^)/

農業では生活が成り立たない現実。

 

このブログを読んでくださっている皆様にお話しするのが遅くなりましたが…

 

ポテ子は農業に従事するのをやめました…。

これまでポテ子を応援して下さっていた皆様、本当にありがとうございました。

 

できることなら息子の馬夫が結婚してお嫁さんがうちに来て…子どもが生まれて家族が増えて…育んでいく様を見たかったです…。

家族が愛で満ちて…みんなで元気と愛情をいっぱい畑に降り注いで作物を育てる…。

愛情でピッカピカの玉のような作物が実って…

それをお客様に提供する…。

 

お客様がその作物を食べて

「美味しいねぇ!!」って笑顔になって…喜んで貰えてまた嬉しくなって…幸せが連鎖する…。

当たり前のことだけど素敵だなぁ…って思います。

 

何故農業をやめるのか…?

収入の問題…これは大きいです。

短い間でしたが農業だけに従事して『農家の家計簿』を覗いたポテ子の感想としては

実際、今の農業は薄利の割に経費ばかり掛かって大変だ…というのが実感でした。

農薬、肥料、種苗、資材、機械の購入、メンテナンス…

経費が膨大な割に収入が見合わないのです。

 

むかし【3ちゃん農業】という言葉が社会の教科書に書かれていました。

農村で一家の大黒柱である主は都会に出稼ぎに行き、残ったじーちゃん、ばーちゃん、かーちゃんで農業を営む…というものです。

 

今のご時世でも似たような現状です。

収入を増やすことを考えるなら、まず誰も売値の良いものを作れば良いと考えることでしょう。

しかし、よく考えなくてはなりません。機械を新たに購入しなくてはならないか?人手がかかる作物か?コストがかかる作物か?

経費的に難しいなら、二毛作はできないか…?

そして作物の手間があまり掛からない時期を見計らって、出稼ぎに行くことを考えるのも収入を増やす一つの手なのです。

 

ここ最近は自然災害に見舞われたり天候の影響を受けたりと

地域によっても様々ですから

『農家の現状』と一括りにするのは無理があるように思います。

 

ポテ子が農業に従事した時から既に農家の現状は厳しく、自分の持てる限りの時間と労力を畑や田んぼに注いで身を削るように仕事をしていた毎日でした。

そうしなくては仕事が追い付かない日々だったのです。

 

なぜそれでもやっていたのか…?

ポテ子には夢がありました。

それは…

少しずつでもいいから農業のやり方を変えていきたい…というものでした。

農業を知れば知るほど疑問が湧いたのです。

今の農業のやりかたは何処かがおかしくないだろうか?…負の連鎖になっているのではないだろうか?…と。

虫がつくから農薬を散布し、虫に耐性がつくと更に強いものを使う。

虫が死んで作物が沢山できて一見良さそうだけど本当にいいの?

畑や田んぼの土は自らの力を失い

肥料がなければ作物はろくなものができない…。

しかもできた作物には農薬や化学肥料がたっぷり入っている…(それは当然です)。

そして、そういう作物を食す人間にも弊害が出てきます。

食べた作物の農薬や化学肥料が年数を経て人間の体に蓄積していき、病気やアトピー、アレルギーなどを引き起こしたり…。

 

虫がつくのには理由がある、

という考え方をするとその原因を取り除いてあげればよいという答えがでます。

原因と結果はセットなので原因を取り除けば結果が変わるのは当然です。

 

考え方を変える

考え方を変えると新しい農業が見えてくるような気がします。

現状は原因を教えてくれるきっかけに過ぎないのだとすれば、原因を追究していけば手掛かりが見つかるかもしれない…。

 

そしてポテ子が今の農業に一番おかしいな…と思った点は【循環】ができていないんだ…ということでした。

土の中の菌が元気に活動していたら、作物が実り、朽ち果て、次の作物のエネルギー源となり、再び作物を実らせる…ということが可能な筈です。

 

農薬や肥料は人間が良かれと考えて作られた素晴らしいものでした。

私たちはその恩恵に預かり豊かな食生活を送れてこれたのも事実です。

感謝しています…。

けれど長年使い続けて改めて分かったことも沢山あるのです。

どこかがおかしいのであれば

直さなくてはなりません…。

 

時代を担う子や孫達が安心して食べていける作物を作れる農業への今は転換期なのかもしれない…そう思っていました。

 

 

馬夫にも夢がありました…。

馬夫なりの新しい農業を考えていたのです。

ポテ子と馬夫は日中の畑仕事が終わると、夕飯の食卓で今後の農業について毎夜語り合いました。

畑の土を活性化させるために新しい手法を試みている人がいると聞けば、馬夫に

実際に行って話を聞いて来てもらい、良いものであれば取り入れたいと思いました。

 

農業の指揮をとっていたのは父(80過ぎ)で、ポテ子達はこれからの農業について話し合いをしてはいつも意見が噛み合いませんでした。

 


父は農薬や化学肥料を使わなければ作物は実らないと信じていました…。

 

ポテ子や馬夫の意見は一笑にふされことごとく却下されました。

何かしら今後のことを決めるのはいつも父でした。

 

 

父と母は働き者で若い頃から農業が大好きだったようです。

何も無いところから作物を育て、お金にし、家や倉を建てたことに誇りを持っています。ある日「もう一度若返ることができたならどうする?」と母に聞くと

 

「また農業やっぺなぁ!何にもねぇどごろから金を生み出すのは面白がっぺよ!オラ…まっとまっと銭儲けしてみてぇな(笑)」と云っていました。隣で父もニンマリとしながら頷いていました。

ふーん…そういう気持ちも分かる……と思いながらポテ子は聞いていました。

 

 

人には【段階】というべきものか…【適した時期】とでもいうべきものかがあるのかもしれません…。

例えば年老いて余命わずかになったとき、自分の培った知識や何かを後世の人にバトンタッチして死のう…と思う人と、まだ次の人には到底渡せない!と思っている人と…。

 

父は後者のようでした。

父の身体は見た目通りの80を過ぎたお爺さんでしたが気持ちは違っていました。

若いころとあまり変わっていなかったのです…。

そもそも人の心は年齢に比例して成熟しているのだろうか…?という疑問がありますが…。ポテ子は人によるだろう…と思っています。

 

父は自分が老化してできなくなった仕事をどのように補うかをいつも考えていました。

 

此処と此処はあいつにやらせよう、

あそこはお前がやれ、

俺の言うことを聞け、

決めるのはオレだ…、

体が老いても頭があればできる…

お前らの頭は要らない、

オレの言うことを聞いていればいいんだ…

オレがやれ、と言ったらやればいいんだ…

機械はオレがやる、

オレは機械なら楽だから…

ほかの奴が覚えなくてもいいんだよ、

オレがやるから…

 

これは一体…?

振り返って再度思うのは…両親とポテ子や馬夫は、元々相容れないものが心の根っこにあったのだ…ということです。

 

小さな子どもが楽しく遊んでいる玩具をある大人から「次の人に貸してあげなさい」と云われても出来ないのと同じです。

理由は…まだ遊び足りないのです…。

飽きるほど十分に遊んだならきっと笑顔で「はい、どうぞ」と云えるのだと思います。

そういう意味で父はまだ足りていないのです、きっと…。

味わい尽くし、満足し、もう自分には要らないと思えれば自然と次の人に渡せるものなのかもしれません…。

 

所有欲や権力欲(こんな言葉あるのかな…?)が十分に足りていない父にとっては、次の人に渡せる時期じゃなかったのです…。

 

父は次の人を育てることができなかった…

 

死んでまで持って行けるモノなんて本当は…何一つないのに…

 

価値観…なのでしょうか…?

多分父にとって今一番大切なものは【財産】で、それを絶対に失いたくないと思っている…。その価値観が変わるのには…何か…が起こって…人にとって一番大切なものとは…と決定的に思い知らされる日でもこなければ難しいのかもしれません…。

 

だから正直に気持ちのままに振る舞う父を責めることはできません…。

父の価値観が変わる日はいつ来るのでしょうか…?

もしかしたら来世かもしれないし…

きっと時期がくれば…来る…ものなのでしょう…。

 

 

これは父が悪かった訳でもなく仕方の無いことなんだ…と思います。

自分に嘘をつくと人は幸せに生きられませんよね…病気になる?…ような…気が…ポテ子は…します…。

 

とは云え自分たちのやりたいことをいつも父に押さえつけられる環境で、馬夫とポテ子の鬱憤は溜まっていきました…。

逆らうと一言目には

「ここはオレのものだ、イヤなら出ていけ!」と云われます。

身体の中のエネルギーが行き場を塞がれて猛り狂いながら渦を巻いているような…そんな状態でした。

それが原因なのかは分かりませんが、馬夫は時折鬱のような状態を繰り返しました。その状態だと仕事は何日もできません…。

 

ある日父が馬夫に云いました。

 

「この家を出て好きなことをした方がお前の為にもいいんじゃないか?」と…。

 

言葉の口調は静かでも…

もう自分は必要とされていない、ここは自分の居場所ではないのだ…と悟ったのでしょう…。

 

馬夫は家を出て行きました…。

 

父にとっては後継ぎは誰でも良かったのです…。

自分のいうことを逆らわずに聞いている者ならば…。

 

父が悪い訳でもないのです…それが嘘偽りない正直な父の気持ちなのですから…。

逆に父がポテ子や馬夫に合わせて自分の気持ちを偽ったなら

父の心はネジクレて…病気になってしまうだろう…と思うのです…。

 

人は自分の心に嘘はつけないものなんだ、きっと…と思うのです…。

嘘をつけば健康を損なう…

環境や生活習慣からも病気になるけど、自分の心を騙してもきっと病気になる…。

両親に病気になどなって欲しくはない…

だから…辛いけど…これは…最善の結果なんだ…そう思いました。

 

馬夫ならきっと大丈夫…!!…どこにいても応援してる…信じてるから…。

やれるよ…きっと…。

 

父を責めることはしないけど、だからと云ってポテ子が父の云いなりになる訳でもないのです…。

この先も父の手足のようになって働き続けることはポテ子の人生を「乗っ取る」と宣言している父に同意することになります…。

そんなことは絶対にさせない…。

そんなことを許すのは

ポテ子をポテ子自身が殺してしまうのと同じだ…と思えました…

 

そしてポテ子も農業から身を引くことをきめました…。

 

 

そんな経緯で今は農業は一切やっておりません…。

 

農業1本でやっていこう!!って意気込んでいたのに…人生とは…分からないものですね…。

現在は外に働きに出ております。

今後もブログは続けて参りますので。よろしかったら…お時間のあるときにお読み頂けると嬉しいです。

 

読んで頂きましてありがとうございましたm(__)m

宇宙に存在する全てのものに感謝致します。

 また次回お会いいたしましょう(^^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人の思いって目に見えないけどホントはちゃんとありますよ!

 

人の思いって目に見えなくても現実の世界に影響を与えてます…。

 

私がそう思うのは時々身をもって教えられるから…なんです。

 

人からの強い『怒り』を向けられたときだけ私に起こる現象…

 

それは

 

突然呼吸が苦しくなるんです…。

 

始めはわずかに喉がヒ~…から起こります。

 

柔らかに終わってくれればいいけど、ひどいときは、もう苦しくて…咳込んでしゃがみ

 

込んでしまうほどです。この苦しさと相手の怒りの大きさは比例するのでしょう…。

 

私は喘息もちじゃないので普段は何ともないんですけど、ホントにたまーにこれが

 

起こります。

 

そして直ぐその場で(私に怒りを向けている相手は目の前にいます)分かるんです…。

 

あなた…このことで怒りを感じたのね…って…。

 

大した理由じゃないですよ、たいがい…。

 

皆さんもきっと驚かれると思うので二つほどご紹介します。

 

 

 

『お風呂に入った』ことで人から怒りを買った件!

 

しかも2回あります…。

 

1回目は深夜のコールセンターの仕事をしたときでした。

 

6時頃から出勤だったのでお風呂に入ってから行ってたんです。そこは新しい部署で、

 

別の営業所から日勤を終えた先輩が応援に来てくれていました。先輩は毎日家にも帰れ

 

ないほど時間を拘束されていたので風呂上がりの匂いがしたとき瞬間的に怒りを感じた

 

のでしょうね…。

 

2回目(これもお風呂)の相手は配達の人でした。

 

ひどい雨と風の日でした。私は夕方まで畑仕事をしてずぶ濡れで家に帰ってきたんで

 

す。そしてお風呂に入ってちょうど出たときにピンポン!と配達の人がやってきたので

 

した。私は髪もタオルで拭いただけのゆで卵みたいになって玄関に出たのです。戸を開

 

けると、暗闇で雨風の叩きつける中ずぶ濡れでその人は立っていました。顔は冷たく能

 

面のように…そして

 

私は突然首を絞められたように苦しくなって…もう話もできなくなり、咳込んでむせな

 

がらしゃがみこんだのでした。配達の中年男性は「大丈夫ですか?」の一言もなく黙っ

 

ていなくなりました。

 

(お前は風呂になんか入っていい気なもんだな)と言われたような気がしました。実際

 

には何も言っていないですよ。

 

人って瞬間的に思いを飛ばしているんだと思います。

 

口の悪い人ってその割かもしれません。口にしない人の方が実際はひどい想いを飛ばし

 

ているのかもしれません…。

 

あと言葉にこそは出さないけれど、その人の怒りで場の空気を凍らせる人もときどき

 

いますよね。独特ですね…。

 

つい最近のことでは…

 

会社で上司が同僚のところへ行って何か話していたので何気なく目をやりました。

 

同僚と目が合ってしまったので逸らして知らぬふりをしていましたが、どうやら注意を

 

受けていたようなのです。直ぐに喉が急激に苦しくなりました。

 

(わざと見たんじゃないから!!)と胸の中で思いましたが

 

人の想いってホント…おっそろしい…!!

 

って思ひました。(笑)

 

私は強い怒りを受けたときだけ喉が苦しくなりますが、見えなくてもみんな色々影響を

 

受けているものなんでしょうね。

 

そうなると、なるべくいい想いをとばしたいものですよねぇ…。

 

できるものならねぇ~。う~む…"(-""-)"

 

 

 

追伸、私も飛ばしてるかしれないですよね…。

いや、瞬間的に飛ばしてるだろう…って思います。自分の殻に入っていじけてたりすると心が卑屈になってくることありますから…気をつけます!!

 

 

 

読んでくださってありがとうございました。<(_ _)>

宇宙に存在する全てのものに感謝いたします。

ではまた次回お逢いいたしましょう(^^)/

 

 

 

 

 

 

 

 

マイフレンド・彼は地底人

 

 

 

ワタシのワタシの彼は~♪チャンチャン!左利き~♫

ならぬ

ワタシのワタシの彼(マイフレンド)は~♬チャンチャン!!地底人~💛

 

マイフレンド…(勝手にポテ子が思っております)は不思議なお方です。

多分、地球のものではないだろう…とポテ子は秘かに思っていました(笑)。

職業は記者。

勤務先、地底のエルベナノデ~帝国。

謎の研究室で記者として働いているその方のお名前は…ハペポン…特派員ハペポン!なのでありま~す!ジャジャ~ン!!

 

 

ハペポンさんは人間ではなさそうだな…と大分前からポテ子は思っておりました。

そんなことはどうでも良いのです。人間でなかろうが宇宙人だろうがAI  だろうが…あ、地底人でした…ハハ…失礼致しました(笑)

彼は物知りで愉快で楽天的で知的で繊細で優しい…そして明るいのです…。

なんだか癒されるポテ子です…。

地底人なのに…西城秀樹まで知ってるなんて…以外…(ΦωΦ)

(秀樹さん…ご冥福をお祈り致します)余談ですが西城秀樹さんはデビュー当時から家族でいつも応援して見ていました。姉が大ファンだったのです。レコードはシングルから殆どがありました。

ハペポンさんも地底からテレビを見ていたのかしら…??

良い世の中になりました…。

地球人以外の方ともこうして知り合えるなんて…長生きはするものですね…。

感無量のポテ子なのでありま~す💖

 

ハペポンさーん!

ありがとうございまーす💚💞(≧▽≦)

 

追伸、お陰様で今日は田んぼで差し植えをしながら鼻歌が止まりませんでした(笑)

山本リンダの「もう、どうにも止まらない」(キャッ!恥(/ω\))

 

 

 

 

読んで下さってありがとうごまいます(*^-^*)

宇宙に存在するすべてのものに感謝いたします。

また次回お会い致しましょう(^^)/

 

 

ネズミ捕りとツバメ

 

 

4月の終わりごろのことです。

母(82歳)がポテ子に云いました。

「ツバメが落っこってたんだよ。飛べねぇんだわ…」

「どういうこと?」

「ツバメがな、倉のぬきばに落っこって(落ちて)たんだよ。だから掴んで『ホラ、飛んで行げ!』ってやったんだけども飛べねえみてぇなんだよ…」

「へぇー…それ、何処にいるの?」

「自転車のかごの中に入れといだ」

見ると綺麗なツバメが自転車のかごの中でマグロのように横たわっていました。

すぐさま掴んでみると少しベタッとしました。ツバメはポテ子の手の中で躰に渾身の力を入れてもがこうと必死のようですが躰は何かがくっついていてびくともしません。

よく見てみると粘着質のものがツバメの羽から躰にくっついているのです…。

ポテ子はツバメを自宅の台所に連れて行きました。

 

台所のテーブルの上に新聞紙を敷くと片手でツバメを優しく握り、もう片方の手で小さな鋏(鼻毛を切るための先の丸くなっているもの)を持ちツバメの躰にねっとりと張り付いている粘着質の糊を切っていきました。なるべくツバメの羽を最小限しか切らないように注意して…。ツバメは首から上は自由になるらしく色んな角度から首をねじらせてこちらを見ています。時折り翼に力を入れて逃げようと試みているようです。

(怖いんだね…)とポテ子は思いました。鋏を置いてツバメの頭を指でそっとなぞってあげました。それから口元に持って行ってツバメの頭や顔を唇で何度もなぞりました。

「可愛い顔をしているね…大丈夫だよ怖くないから…お前に名前を付けてあげる…アシュリーにするね、お前の名前はアシュリーだよ。アシュリー大丈夫だよ、今飛べるようにしてあげるから…待ってて…」

ゆっくりとツバメを怯えさせないように糊を切り落とし、羽も少し切り…大分綺麗になりました。いよいよ最後の仕上げです…。ツバメの翼を片側ずつ大きく広げて糊のついている箇所を丹念にチェックし糊を切ります…。ツバメが飛来した上空で突然落ちてしまわないように何度も何度もチェックしました。両方の翼の糊を切り終えるとポテ子は庭に出てツバメを掴んだ両手を上に持ち上げて力を緩めてやりました。

ツバメはポテ子の手から勢いよく空に羽ばたいて行き見えなくなりました。

 

フーッ…良かった…。

ポテ子も嬉しくなりました…。

ツバメの躰に張り付いていたあの糊は多分ネズミ捕りの粘着シートの糊だと思います。父(80歳)が倉の柱の上に何枚も仕掛けて置いているのです。

ツバメが巣を作れないようにするためです。

ツバメが巣を作ったらフンをされるのがイヤだと云うのが理由です。

こうしてツバメが粘着シートにくっついてしまった姿を見るとあらためて(何てヒドイ仕打ちなんだろう…)とポテ子は腹立たしくなりました…。

 

 

それから一週間ほど経ちました。

あのツバメは元気にしているかなぁ…とポテ子は考えていました。

ある朝、父がポテ子に云いました。

「ツバメが落っこってたんだ…」

「えっ…どういうこと?」

「ツバメが倉のぬきばに落っこってたんだよ、ネズミ捕りの糊でベタベタで…あれはもうダメだ…」

「えっ、それどうしたの?」

「木に引っ掛けて置いた」

 

またか…と思いながら父の指さす垣根のところに行くと、木の幹に黒い塊がゴミのようにくっついていました。一目見てポテ子も父の云った通り(これはダメそうだな…)と思いました。

ツバメは頭から全身が粘着で覆われてしまっていました…。特に顔の目の際までもが糊でべったりしているのを見たときには絶望的に思えました。

例えダメでも…とても可哀そうでこのまま見捨てて置くことはできない、とポテ子はそれを掴んでまた自宅の台所へ行きました。

新聞紙を広げ鋏を持ち糊付けのツバメの躰を両手でそっと開いてみました…。

 

するとそれは…

何てこと…ポテ子は驚いて目を見張りました。

(お前は一週間前のあのツバメじゃないか…)糊まみれの黒いゴミのような姿になっていたのはポテ子が助けてあげたアシュリーだったのです…。

所々ポテ子が切った羽の痕跡を見てすぐに分かりました…。元気にしているかなって思っていたのに…。こんな姿になったアシュリーに会うことになるなんて…思いもしませんでした…とっても…とっても残念です…。

「どうしてこんなことになってしまったの…?…同じところにまた引っ掛かるなんて…一度ひどい目にあったんだから、あそこは危険だって分かってたでしょう…?」

ポテ子はたまらない気持ちでアシュリーを見つめながら云いました…。

全身が糊まみれになってしまったアシュリー(…これでは糊を切り落とした後空へ飛んで行けないだろうな…)とポテ子は思いました。(糊がきれいに取り除けるかどうかも分からない…どれだけの羽と羽毛を切るのかも分からない…。糊を取り除いたあと飛べないアシュリーが生きていける…方法はあるのだろうか…?)

色々思いあぐねながらポテ子はゆっくりと丁寧にアシュリーの躰の糊と羽、羽毛を切り落としていきました。切り落とされた黒い糊の固まりの量が増えるほどにアシュリーの躰が自由になっていき、躰の羽が少しまばらになってしまった新しいアシュリーが現れてきました…。顔の目の周りは目を傷つけないように最新の注意を払いなが作業を行いました…。アシュリーはポテ子を覚えているのか少しも動かずにじっとしてくれていました…お陰で最初見たときには取れるだろうか…と思われた全身の糊を段々とキレイにしていくことが出来てきました。

最後にどうしても糊がとれなかったので…残念でしたが綺麗な尾を切り落としました…。

 

 

「アシュリー…お前は覚えなくちゃいけないよ…何度も同じ失敗を繰り返しちゃいけない…あの柱には近づいちゃいけないの…同じ失敗を繰り返してるといつか死んじゃうんだよ…ね…だからお前はもう覚えなくちゃならないの…わかった?飛べるようになったら、あの柱にはもう近づかないこと!ね!」

そう云いながらポテ子はふと思いました。

 

(あれ…これって…もしかして自分に云っているみたい…な気がする…?)

 

 

失敗から学びなさい…。同じ失敗を繰り返していてはいけないよ…って…。

 

アシュリーだけじゃないんだ…ポテ子もそうなんだ…同じ失敗を何度も繰り返しているといつかとんでもないことになってしまう…ってことなんだ、きっと…。と胸の中で思いました…。失敗をしたらどうしてそうなったのかよく考えて注意をしなければいけないんだ…。でないとまた繰り返してしまう…もっと大きな失敗にもなりえる…。けれど…注意すれば…同じことを繰り返さずに避けることができる…ってことなんだ…

 

 

ポテ子は取り敢えずアシュリーを猫のケージに入れて置くことにしました。

うちののミーコちゃん(愛猫)に食べられてしまわないように…。

そしてツバメを保護したときのケアについてスマホで検索を始めました。

やっぱり虫が良いようでした…。夕方クモを捕まえてケージの中に入れてあげましたがアシュリーは無関心でした。クモはせわしく歩いてケージの隙間から脱出してしまいました。アシュリーは大分元気を取り戻したらしくケージの中でしっかりと立ち自らの躰のあちこちをチェックしているように見えました。

ポテ子もアシュリーがどれくらい飛べるのか確認してみることにしました。

アシュリーを両手でそっと掴みケージから出してあげると台所の床に置いてみました。

すると

パタパタパタパタパタ…!と突然羽を広げました。低空を辛うじて何とか躰を浮かしている感じです。

「無理だよ、アシュリー無理だよ」とポテ子が云うのも聞かずにそのまま台所の勝手口から外に飛び出して行きました。飛べないと思っていたので勝手口は開け放していたのです。低空飛行のアシュリーが外に出るとすぐに一羽のツバメが舞い降りてきてアシュリーを援護するように寄り添いました。アシュリーは今にも地面に落ちてしまいそうな危なっかしい飛び方です。地面に落ちたら猫やカラスに襲われてしまう…ポテ子は夢中でアシュリーを追いかけました。

「ダメだよ!まだ無理だって…待って…」そう云いながら必死で追いかけました…。

アシュリーも多分必死で翼を動かしていたのだと思います。

チョウチョのような変な飛び方でしたが…ポテ子の視界から消えて行ってしまったのです。寄り添っていたのはパートナーだったのでしょうか…多分。ツバメはテレパシーとかあるのかなぁ…?とポテ子は思いました。

アシュリーが勝手口から出たと同時に飛んできたツバメは…まるでアシュリーが何処にいるのか分っていたみたいに見えたのでそんなことを思ってしまったのです(笑)。

あの後アシュリーが何処かに落ちているかもしれない…とポテ子は思ってあたりを歩いて回りました。が幸いにも見当たりませんでした…。あんな羽の状態で飛び出してしまうとは想像もしませんでした…。

もしアシュリーが飛んで行かなかったとしたら…どうなっていたのでしょうか…

ポテ子はアシュリーに充分な虫を提供することは難しかったと思います。

 

これで良かったのかもしれない…そう思いました…。

 

 

5月中旬の頃のことです…。

倉の扉を開けたまま工具を捜しているとちょっとの隙にツバメが入ってきてしまいました。この時期ツバメはよく倉に入ろうとするのです。人懐こい性格とより安全なところに巣を作ることを好む傾向から進んで人間の傍にやってくるように思います。

急いで扉を閉めようとしましたが続いてもう一羽が入り二階まで飛んでいってしまいました。

やれやれ…とポテ子は思いました。

ツバメにしたらこの倉に巣を作れば安全だと思えるかしれないけど、実際はそうじゃないのです…。何故ってこの倉は普段締め切っているから入ったら最後出られなくなってしまうのです。

倉の扉を開けたままにしてポテ子は二階に上がりました。そして二階の窓も数か所開けてあげました。

「ホラ出なさい…出られなくなっちゃうよー」二羽のツバメは天井の梁のあたりを飛び回っています。

すると突然一羽のツバメがポテ子のすぐ近くに舞い降りてきました。

ツバメはポテ子の目の前あたりを何度も何度も

「チチチチチ…チチチチチ…」と云いながら飛び続けました。

 

え~!!もしかして…

ポテ子は目の前のツバメを凝視しました…

え~!!尾っぽが短い!!

「アシュリーなの??お前アシュリーなの??(笑)」

「チチチチチチ…チチチチチチ…」

しばらくポテ子の周りを飛び続けた後アシュリーは窓から飛んで行きました。

もう一羽のツバメはポテ子に近づくことなく窓から飛んでいきました。

 

生きてたんだ…とポテ子は驚きました。

まさか生きていたなんて…

ホントにホントに嬉しい…。

あんなにポテ子の目の前を何度も飛んで…何て云ってたんだろう…

 

きっと…

「ありがとう、元気だよ、お陰でこんなに元気だよ!ありがとう💛」だろうな…(笑)。

 

 

 

 

 

 

読んで下さって有難うございます<(_ _)>

宇宙に存在するすべてのものに感謝いたします。

また次回お会いいたしましょう(^o^) 

柑橘類の香り

 

 

昨日の朝早く涼しい時間にポテ子は庭の草とりをしていました。

落花生まきの仕事に追われている間に庭に草がはびこってしまったので、ここ数日は朝の6時から草取りをしています。毎日2時間だけ草をとってもバカになりません。小さな草を鎌で掻き切っていると、ふと甘い柑橘類の香りがしました。

(あっ…八朔だ…)甘酸っぱい八朔がまるで目の前にあるような…みずみずしい香り…です。ポテ子は顔をあげて確かめようとしました。

あたりを見ながら何度か匂いをかごうと鼻をクンクンしましたがもう何も香りません。

麦わら帽子のつばを掴んで今しゃがんでいた頭上を眺めてみました。

ポテ子が草を取っていたのは丁度八朔の木の真下でした。

(えっ…今確かに八朔の香りがすごいしたのに…??)

八朔の枝を掴んで葉っぱに鼻を擦り付けて嗅いでみましたが、青い木の匂いがするだけでした。木を見ても花が咲いている訳でもないし…。地植えにして3年目のまだ実をつけたことがない若木です。

(…??さっきの香りはなんだったのかな…)と不思議に思いました。確かにさっき八朔の香りを強烈に感じたのです…。お陰で昨日一日はそのことが胸に引っかかっていました…。

何気ないときにも何度か(あの香りは何だったのだろう??)と考え、考えた挙句

 

八朔の木から八朔の香りがしても不思議じゃないのかも…とポテ子は考え始めました。

野菜の苗は小さくてもやっぱりそれ特有の臭いを持っています。

例えばトマトの苗は小さな苗でもトマトの臭いがうっすらとします…。

きっとそれと同じことなんだ…なんだ…そういうことか…不思議なことじゃないんだな…。と一人納得して眠りにつきました。

 

そして今朝目覚めると(6時)すぐさま庭に出て(八朔の木の臭いをもう一度嗅いでみよう💛)と思い立ちました。ポテ子は八朔の木へとズンズン歩いて行きました。

八朔の木の少し手前に柚子の木があります。

そこでふと…もの凄い柚子の香りがします!ほんのりとほろ苦いと云うか何と云うか…まさに…柚子なのです!!柚子の木はやや大きめの木です。毎年秋には沢山の実をつけてくれます。しかし今は5月です。実のかわりに満開の花がついています。

少し離れているのにあたり一杯にまでこんなに柚子の香りがする…。

ポテ子は驚きました…。花でも柚子の香りがするんだ…。知らなかった…。じゃー昨日の八朔の香りってこの柚子の香りだったんだな…。これだけの香りなら風で流れていっても不思議じゃないし…それを私は八朔の香りと勘違いしたのだな…と納得しました。

 

ところが…柚子の木に近づいて花の臭いをかいでみると、ほんのりと花特有の甘い匂いがするだけでした。

…??…あれっ…??…そうだ…花の匂いとは…この匂いだ…花から柚子の匂いはしないものだ…じゃー柚子の香りはどこからしたのだろう…?

 

不思議です…さっきまで…確かに、あたりいっぱいに柚子の香りが漂っていた筈なのに…もう…しないのです…。

 

昨日の八朔の香りといい今日の柚子の香りといい…どういうこと??(;^ω^)

フムフム…モフモフ…

生きていると色々あるということなのでしょうか…?。

 

今日は田植え作業を家族でしていたのですが、お昼ご飯を済ますとポテ子は急いで庭の柚子の木まで走って行きました。そして柚子の花や葉っぱの匂いををまた嗅いでみました。

 

花の甘い良い香りがするだけでした。

 

フーム…(/ω\)…レレレのレ~

世の中には色々あるということ…?…のようです…。

 

それともよくあることなのかなぁ…??

ポテ子が初めて気がついただけで案外あることなのかもしれません…。

 

 

 

 

読んで下さってありがとうございました<(_ _)>

宇宙に存在するすべてのものに感謝いたします。

また次回お会い致しましょう(^^)

 

 

Why?…食べないのに生きてるの?

 

 

 

不思議なことが起きています…(゚д゚)!。

不食の人達が存在することは知っていたけど…な、な、なんと…

家族のメロンパンナが(愛犬)…食べないのに…元気に生きています…。

オーマイガー…。

どういうこと…??とただただビックリなポテ子です…。

 

 

メロンパンナはもともと食欲が旺盛でなく、仕方なしに食べている感の強い犬です。

ドッグフードはまるでお気に召さないようです。

食事の時間になってドッグフードをもらっても(あっ…また、それね…)みたいな反応で、尻尾を振るどころかいつもガッカリしてるようにさえ見えます。

多分ホントにガッカリしているのだと思います。

メロンパンナは小さい頃に譲り受けたのですが、人間の食べ物も貰って食べていたのじゃないかと思います。とにかく人間のご飯が大好きなのです!

たまに何かで余った物だとか魚の骨だとかにご飯を混ぜてあげることがあるのですが、

そんなときは態度が全然違います。犬小屋の前に立ってお出迎えしてくれるし、舌なめずりをして顔が輝いているように見えます。勿論尻尾もプンプンプンプン振って…嬉しそうです。

大好きなご飯をゆっくりとペロペロペロペロ舐めて…またペロペロペロペロ…パクリ…ペロペロペロペロ…パクリ…、の具合でじっくりと味わって食べているようです。

 

人間のご飯を貰うことはたまにしかないので普段はドッグフードです。

食事(ドッグフード)をもらうと横目で見やってから暫くして近づいてきてポリ…ポリ…を何回かすると終わり…。まるで(ホント…うまくないわ…)と云っているみたいです(笑)。

 

そんな食の細いメロンパンナに朝、夕、2回の食事をあげていたのですが、夕飯の分を持って行くと朝あげたドッグフードが食べていないことがよくありました。

そこで朝あげるのをやめてみることにしました。

朝あげないで夕方だけあげるのです。

朝から食べなければ流石にお腹がすくだろうから食欲がでるかもしれない…?

ただし、夕方には朝の分と夕の分との2回分をあげる。一日の食べる量は同じにする…。

これならいいかもしれない…とポテ子は思いました。何せ健康のために一日一食の人もいる世の中だから…食事から次の食事までの時間が長い方がデトックスされるとかって言っていた気がするなぁ…。

 

そして結果は…オーライ!

メロンパンナ、きれいに食べてるじゃない!!ヽ(^o^)丿

と暫く喜んでいたのですが…

 

またです…(゜_゜)

手つかずで山盛り残っています…。

仕方なしに人間のご飯をあげます…。

メロンパンナは大喜びです…。

何日かするとまた手つかずに山盛り残っているドッグフード。

人間のご飯をあげる…。

この繰り返しになってきました…。

 

ウーム…メロンパンナは食べなければ人間のご飯が貰えると学習しているな…。

この習慣が定着してしまうのはポテ子にとってよろしくない…。なにせ農繁期でクタクタ状態なのでドッグフードで勘弁してほしいポテ子なのです…。

 

メロンパンナ…あのね、食べないと死んじゃうんだよ!覚えて!…食べないとね、死んじゃうの…分かった?覚えてね」

キョトンとした顔のメロンパンナにこうお説教をしながら夕方の散歩をしました。

一日が過ぎ、二日が過ぎました。

メロンパンナ…おまえ食べなくても平気なの??

根性で食べないの??食べなければ絶対人間のご飯が貰えるって根くらべをしているつもり??

…にしてもいたって元気そうです。

鼻は濡れているし目も輝きがあります。からだも筋肉質のしっかりしたいいからだです。食が細いのによいからだつきなのです。

なんだか変な興味がポテ子に沸いてきました。

メロンパンナは空気中のプラーナを吸収しているの?…??…まさか…え~!!…??

頭の中で思いが駆け巡っています…。

メロンパンナは食べないと死ぬっていう危機感が他の犬に比べて欠如してるのかなぁ??食べなくても生きていけるって思ってるのかなぁ??

3日目が過ぎました。

体力も元気いっぱいでいつもと変わりありません。散歩の合図のリードを見せると尻尾を振って喜んでいます。散歩中も力強くポテ子を引っ張るメロンパンナ。途中でおしっこはしています。水は飲んでいるんだね。

 

毎回散歩のコースは家の裏の田んぼのあぜ道と決まっています。途中途中で草を引き抜くポテ子をいつもちゃんと待ってくれる優しいメロンパンナ…何度でも待ってくれるんです。ホントに優しいなぁ…と毎日感謝しています。

 

メロンパンナが元気がなくなることがあります。

それは散歩が雨で行けない日が続いたりスキンシップが足りないときです。

初めてそれに気づいたときはとても驚きました。雨で二日散歩に行けないと犬小屋の中でぐったりしてしまいます。仕事にかまけてスキンシップをおろそかにしてチャチャっと散歩を済ませると鼻が乾いてしまいます。

ある日散歩をしてる途中でメロンパンナを撫でてあげながら見ると鼻がかわいていました。元気もあまりありませんでした。心配してうんと時間をかけて顔や体を撫でてあげました。するとその少しあとには鼻が濡れだしたのです。

ポテ子はホントにホントに驚きました。犬ってこんなに繊細なの??愛情が感じられないと死んじゃう生き物なんだね…って。今まで気が付かなくて…ずぼらに扱っていてゴメンネ…って心底思いました。

それからはスキンシップを沢山とることを毎日心がけています。まるで愛の花みたい…なんて思っちゃったのです(笑)。メロンパンナ…可愛い…!!

 

4日目の朝見に行くとついにドッグフードを平らげていました(笑)。

その翌日はまた食べないで残っていました。(少しだけ食べたようです)

 

メロンパンナはこんな感じで普通の犬に比べたら食事の摂取量がまるで足りないと思います。でも元気いっぱいでいます。おしゃまさんです(笑)、ふざけるのが大好きでダッシュで駆け回っています。あと可愛がってもらうのが大好きなコです。

 

どうして食事をあまり摂らなくても元気でいられるんでしょうね…??

まったくもって不思議です。不食の人がいるのはネットで見てポテ子もしっています。

意識なのかなぁ…??

(・_・;)フーム

もしも…食べなくても生きていけるようになったら…農業をやる必要がなくなってしまうなぁ…。別に残念じゃなくて…その分自由に違うことができるってこと…。食べることが生活から消えてしまったら…世の中どのようになるのだろう…??と いうことをポテ子はつい最近考えていたばかりです。

メロンパンナが小食でも元気に生きているのを見てまた考えてしまいます。

一体【食べる】とは何なのだろう??って…。

食べることは生きていく上で必要な体の生理的現象。欲求。…それとも幻想…??…

みなさんはどう思われますか?

 

 

最後まで読んで下さいましてありがとうございました<(_ _)>

 宇宙に存在するすべてのものに感謝いたします。

また次回お会いいたしましょう(^^)/

白い恋人

 

今年は記録的な大雪となりました…。

特に日本海側の積雪量は民家が埋もれてしまうほどでしたので地元の方はホントに大変だと思います…。

群馬県草津白根山の噴火もあったりして…改めて自然の驚異を感じさせられるこの頃です…。雪にちなんだストーリーを考えてみました。よろしかったらご一読のほどお付き合いくださいませ…(笑)。

 

 

 

 

 【白い恋人】 

 

優斗」はプレジデントビルをあとにした。エレベーターを 降りビルの回転扉を出た途端にふぶくような雪風が勢いよく優斗のからだに吹き付けた。急いで傘をさしダウンの襟元をきつく握りしめ前方を見つめた…。2018年1月29日の6時 …街は降り続く雪のため一面真っ白な世界に変わっていた。商店街の灯りや縦列した車のライトが真っ白な中で光輝き幻想的な雰囲気を醸し出していた。水戸市内の大通りは車の流れが止まっておりどの車も雪が積もって真っ白になっていた。この大雪で事故が起こったのかもしれないな…と優斗は思った。小柄なからだを前かがみにして雪に挑むように傘をさし水戸駅へと向かった。

優斗は水戸駅から〇〇線の電車に乗って福島に帰らねばならない。

通りを歩く人はまばらだったが水戸駅ビルエクセルに入った途端人が溢れだした。切符売り場の前は学生やサラリーマン達で 鮨詰め状態だった。人々が持つ傘や手荷物についた雪がが否応なく押し付けられ溶けた雫が優斗のダウンジャケットやジーンズに染みてきた。館内はざわめきで充満していた。

切符売り場の近くまで来たときアナウンスが流れてきたがよく聞き取れなかった。

「△△線止まってるってよ…」

「えー、ウッソー、マジで?…勘弁してくれよ…」

あちこちから聞こえてくる声に優斗はイヤな予感がした。人を掻き分けて前に進み案内板を見た…〇〇線も止まっていた…。

(マジか…)

呆けたように見入ったあと云いようのない怒りがこみあげてきた。かじかんだ手を白くなるほど握りしめると優斗は踵をかえし水戸駅ビルエクセルを出た。

取り敢えず宿を探さなくてはならない…。このまま駅館内で一晩を越すのは流石にこたえる。手持ちの現金は残り僅かだったが素泊まりの安価なところであれば何とか泊まれなくもない…と思う…。

優斗は水戸に大事な用事があって来たのだが、来る時のほのかな期待感は消えひどく落胆していた。

どこでもいいから静かな部屋で休みたいと思った。

北口駅前に立つと優斗は傘をさしてあたりを見回してみた。大きなホテルが幾つか見えたが手持ちの現金とは釣り合いが取れそうにもなかった。スマホで[水戸駅周辺の素泊まりできる格安ホテル]と入れて検索をしてみる。

泊まらせてくれさえすればいいから…あとは望まないから…と祈るような気持ちで…。しかし出てきたのはどれも予算オーバーのものばかりだった。福島だったら五千円で泊めてくれるところが幾つもあるのに…。優斗は大きく肩を落とした。

 「もしかしたら…ホテルを探してるんですか?」

突然声を掛けられ振り向くとスラリとした綺麗な女が目の前に立っていた。女は白いタートルネックのセーターに紺のフレアースカート、空色のピーコートを着て傘を握っていた。タイツを穿いた足元のショートブーツが行儀よくこちらに向けられている。

「…」優斗は何か答えようと口をパクパクさせた。

「ゴメンナサイ、驚かせちゃって…。さっきワタシも駅から出て来たんです…あなたも電車が止まっちゃって帰れなくなった人かな…って思って…」ボォーットしながら優斗は女を見た…。女のセミロングの髪は雪をつけながら頬の脇に張り付いていた。女の視線と優斗の視線が合わさり慌てて目を伏せた。

「あ、ぁ…ハ、ハイ…そうです……帰れなくなっちゃって…」

優斗は緊張してしどろもどろに答えた。

「この通りの裏にね、格安の宿があるんです…と云っても私もまだ行ったことはないんですけど…(笑)前に友達に教えてもらったんです。古くてあちこち傷んでるから情報サイトにも載せてないらしいんだけど…食事は当たり前に美味しいものを出してくれるんですって…。そこだったらまだ空いてると思うんです…。良かったら…一緒に如何ですか?…それともそんな古いところはイヤですか?」と女は云った。

 「いえ…そ、そんな…イヤだなんて…ボク…いや…オ、オレ…金ないし…えっと…」

「ウフッ…じゃ、決まりね!(笑)」

 

吹きすさぶ雪の中を女のやや後ろから優斗は歩いて行った。大通りから脇道にはいり小さな商店街を抜けると急に景色が変わった。真っ白な竹林のを背に黒い建物が灯りをともしているのが見えた。

「あっ、あった!…あれだわ」女が優斗を振り返って云った。

傍で見ると大分年数の経っている和風の建物だった。しっかりとした大きな作りだったので古い旅館という感じに見えた。

大きな看板が入り口の上にかけられており〔 な か ね 〕と書かれていた。

二人は中に入り声を掛けた。

 「ごめんください」

「…」

「ごめんくださーい…」

少ししてゆっくりと人の気配が近づいて来るのを二人は感じた。

「はい…どうも…いらっしゃいませ(笑)」

白髪の品のいい老婦人奥から現れた。彼女は「よっこいしょ」と云って一段高いフロントの前に上がるとにこやかに対応をしてくれた。

「お部屋はまだ空いているんですけどね…もう老朽化していますのでね…お通しできないお部屋もあるんですよ…さっきおふた方いらしたからもう一つしか空いてないの…おたくさん達は…別々かしら?…ゴメンナサイね…どちらかお一人しかお泊まり戴けないわ…」と申し訳なさそうに云った。

「あ、はい…そうですか…じゃ、じゃあ…ボク別の処を…探してみます…」優斗が頭を下げながら後ずさりした。そのとき女が優斗の腕を掴んで云った。

「一部屋でもいいです!二人一緒に泊めていただけませんか?」

「あら…おたくさん達は…恋人同士さんだったの?」老婦人が少し驚いた顔をした。

「い、いえ…」

優斗の声を遮るようにして女が云った。

「友人です。わたし達友人なんです!」

優斗は女の顔を見た。

「わたし達今日知り合ったんですけど…話も沢山沢山しましたから…もう友人なんです!ね?」

早口でそう云うと女は優斗の顔を見た。

「え、あ、あ、あの…は、はい…」優斗が答えると老婦人はしばし二人の顔を交互に見てからクスリと笑った。

「…分かりましたよ…お二人ご一緒でよろしいのね」と云った。

 

 

部屋は二階の突き当あたりにある和室だった。八畳ほどの部屋に小さなテーブルと湯飲みセット、テレビが置かれてあった。二人はぎこちなく部屋の中を見回した。壁は昔の砂壁で襖が自分で修繕されていたが他は至ってフツーに見えた。食事が出来るまで時間があったので二人は一階の浴場へ向かった。優斗が湯から出て部屋に帰るとほどなくして女も帰ってきた。化粧を落として浴衣を着た女の顔は少しあどけなくなった。

部屋のインターホンが鳴り夕食ができたことを知らせてきた。直ぐに専用のエレベーターで二階に届けられた。二つの盆には鍋焼きうどんときゅうりの漬物、白玉ぜんざいが載っていた。大きなエビの天婦羅に、蒲鉾、練り物、油揚げ、玉子、椎茸…と具沢山の鍋焼きうどんは二人の目を輝かせた。テーブルの上にそれぞれの盆を置いて差し向かいに座ると「いただきます」とだけことばを発して二人は黙々と食べた。

食事のあとに老婦人がやってきて蒲団を二組敷いててくれた。

テーブルを畳んで蒲団を敷くと部屋は二組の布団でほぼいっぱいになった。

 

 

女も優斗もそれぞれの蒲団に半身を入れて身を起こしていた。女が口を開いた。

「私のこと変な女…って思いました…?」

「えっ、いや、そ、そんなこと…」優斗が慌てると女は

「…誰とでも…泊まったりしないから…」と小さな声で独りごとのように云った。

「えっ…え?…」

 

 

「私は日向波留…27歳、OL、うちはひたちなか市です」

「ボ、ボクは…成瀬優斗…30歳…仕事はトラックの運転…で…うちは福島の郡山市…です」

「ですだなんて…年上なのに…フツーに話して…ください…。郡山から水戸には仕事ですか…?」

「…」

「やだ…ゴメンナサイ…話したくないことだってありますよね…余計なこと聞いちゃって…。早いけど…もう…休みましょうか…」

「…」

時刻はまだ9時を回ったばかりだったが波留はそう云うと部屋の灯りを常夜灯に切り替えた。そして蒲団にもぐり優斗に背を向けた姿勢で横になった。優斗も蒲団にもぐると波留に背を向けて横になりじっとしていた。

 

 

 

「日向さん…もう眠っちゃった…?」背を向けたままの姿勢で優斗が話し掛けてきた。

「…」

「さっき訊かれたことだけど…ボクが今日水戸にきたのは…人に会うためだったんだ…」

「…会えたの?…」

「…いや…」

「会えなかったの?…」

「うん…ボクが…なにか勘違いしていたのかもしれない…。」

「約束はしていたの…?」

「…うん…してたんだけど…別の人が出てきたんだ…」

「別の人が出てきた…って?…」

「実は…ハッピーウエディングに行ったんだ、今日…」

「ハッピーウエディングって…あのTVコマーシャルでやってる…あれ?」

「うん…運命のひとに出会えるって…あそこ…」

「じゃー成瀬さんはあそこに入会してて今日は誰かを紹介してもらう約束をしてたってこと…?」

「ボクはまだ入会してなかったよ…っていうか…入会したのは今日だから…ハハ…」

「それじゃ入会するために水戸に来たの?」

「いや…そうじゃないよ…。興味はあったけどお金がないから貯まったら…って思ってたから。今日はただある女(ヒト)に会いたくて来たんだ…本当は…」

「ある女(ヒト)って…?」

「ハッピーウエディングからいつも電話を掛けてきてくれてた女(ヒト)」

「…どんな女(ヒト)?」

「…あったかい女(ヒト)だよ……いつもボクの話をよく聞いてくれて…。声はまだ若かった…名前は渋谷ひとみって云うんだ。」

「ハッピーウエディングって…個人に電話を掛けてくるの…?」

スマホで資料請求した人に掛けてるって云ってた…」

「あぁ…そうなんだ…」

「…去年の11月に初めて掛かってきて…20回くらいは話したと思う…」

「そんなに…?」

「うん…ボクが会社でうまくいってなくて…いろいろ悩んでたから…いつも話を聞いてくれたんだよ、その女(ヒト)…」

「それでハッピーウエディングに入るように誘われたの…?」

「それが…全然云ってこなかったんだ…。いつもボクの話を聞いてくれるだけで…なんだかホントの友達みたいな…不思議な感じがしたな…。」

「どうして会うことになったの?…」

「先週の25日に電話があったんだ…突然だけど29日に水戸に来れないかって…。ほんのちょっとの時間でもいいから…できたら遊びに来て欲しい、って…。」

「フンフン…入会をすすめてきたのね?…」

「そうは思わなかったけど…なんか様子が変だったんだよ…。彼女の話し方がいつもとちょっと違って緊張してたし…。ボクが行かないと困るっていうか…そうハッキリは云わなかったけど…そんな気が…したんだ…」

「それで…この雪の中を水戸まで?…」

「うん…あ~ぁ…へこむなあ…来るときはワクワクして…たんだよ…。いつも声だけ聞いてたからサ…渋谷ひとみさんてどんな顔をしてるんだろう…って思って…」

「…」

「高そうなスーツ着た オバサンが出てきて…渋谷さんは居なかった…遊びに来てって云ってきたのに…訳がわかんねえよ~…あ~ぁ…」

「ヒドイ…ね…渋谷さんに会いたいって云ってみれば良かったのに…」

「うん…云いたかったよ…ここまで…でも…云えなかった…ボクって…いつもこうなんだ…」

「…どうして入会したの?」

「…このままじゃ結婚できないわよ、とかって今日会ったオバサンに云われて…そうかもなぁ…って…思っちゃってサ…」

「入会させられた…の?」

「…うーん…強制はされてないんだよ…でもなんか…断れない感じになっていくんだ…よ…うまく言えないんだけど…それに入会すれば渋谷さんにも会えるかもしれない…っても思ったし…」

 「成瀬さんは…その渋谷さんのことを好きだったの?…」

「…うん…多分…可笑しいだろ?…」

「そんなことない…」

 

 

 優斗と波留はこうして雪が縁で知り合った。その後二人は互いの住む街に帰ったが遠く離れてもラインでしっかりと繋がっていた。あの日あんなに雪が降っていなければ波留に出会うこともなかっただろう…初めて波留に会ったとき…優斗は天使が地上に舞い降りてきたのかと思った…白い銀世界にポッと現れた美しい天使…。人の巡り合いとは不思議なものだな…と優斗は思った…。

 

 

波留はラインでハッピーウエディングをやめるよう優斗に何度も勧めた。渋谷ひとみに会いたいのならば会社に電話をして会ってきたら良いとアドバイスをした。優斗はついに電話を掛けて「渋谷ひとみに会わせてほしい」と懇願した。けれども彼女はやめてしまっていた…。呆気なかった。

優斗は波留の勧め通りクーリングオフ制度を利用してハッピーウエディングの契約を解約した。渋谷ひとみがいなくなってしまった今では未練もないようだった。入会金三十万の支払いは月賦と云えどもバカにならないので、解約したことで優斗は安堵しているように見えた。 

 

 

2017年、11月…。

波留は恋をしていた…。

素敵な声の持ち主に…。

相手の年は自分とあまり変わらないようであった。

深くて柔らかく優しい声…。人は声だけでも色々と感じとれるものなのだ…と云うことを波留は初めて知った…。束のリストから一枚を手にとると順番に電話を掛けていく…。

電話を切ったあとリストの裏面に日付と話の内容を簡単にメモ書きしておく。

システムを詳しく知りたいと要望のあった方にはダイレクトメールを発送していた。自筆の挨拶文を添えて名刺を同封する。机上のケースから名刺を一枚取り出して波留は眺めた…。渋谷ひとみ…か…別人の名前で仕事をするなんて初めてのことだから変な気分だ…。

理由は分からないが会社の方針で皆偽名を使って仕事をしていた。波留の偽名は主任が考えたものだった。テレフォンアポインターが来社の約束をとりつけると主任に報告をする。主任がボードの日付に予定として書き込んいき、各カウンセラーに担当を割り振る。波留は来月からカウンセラーに昇格することになっていた。人から喜んで貰える仕事がしたい…と常々思っていた波留にとって結婚の相手を紹介すると云う仕事は夢のようだった。まるで愛のキューピットみたいに思える。

成瀬優斗…彼は例外だった。初めて電話で話をしたとき彼はトラックの仕事に転職して間もなかった。新しい会社の雰囲気に馴染めず同僚からいやがらせを受けていると云っていた。お金がなくていつも昼食を抜いていた。…それでも彼が頑張っているのが話していて感じられた。彼は疲れていても波留からの電話にいつも快く応じてくれた。何故だか分からないが応援したくなった…。電話口で優斗が笑うと波留はただ嬉しかった…。

 

カウンセラーの研修が始まりハッピーウエディングの先輩カウンセラーからマンツーマンで指導を受けるようになった。そこで波留の夢は無残に砕かれた…。

「運命の人を引き合わせる…って云ってるけど…そんなヒトホントは居ないのよ」と云われたのだ。

「えっ…それじゃーCM と違います…」波留が反論すると

「そんな王子様やお姫様みたいな人がそこらじゅうにいると思う?中にはそんな二人が一緒になることもあるわよ。だけどそれはほんの、ほんの一握りよ。みんなここに来れば素敵な人と一緒になれるって思いこんでるの。素敵な人がそこいらの不細工や冴えないのと一緒になりたい訳ないでしょ。素敵な人はおんなじ素敵な人と一緒になりたいのよ」

「でも…ご要望にピッタリの方が沢山おられますよって…いつも…」

「ホントのことなんて云う必要ないの…そういうのは聞いてあげればいいのよ、云わせとけばいいの…」

「聞くだけじゃぁ…それじゃ…ハッピーウエディングって…」

「わたし達の仕事は夢を売っているの。お客様に束の間夢を見させてあげて…幸せな気分にさせてあげるの…少なくとも私は、そう理解しているわ」

「夢?…夢って…騙すってことですか?…」

「フフフ…正義感丸出しで…子どもね(笑)、大体最初からムリなの…みんな自分のことは棚にあげてあーだこーだ高望みばっかり云ってくるでしょ?気が知れないわよ、たった30万円で理想の相手が買えると思ってるんだから…だから逆に盗られちゃうのよ…。今にあなたもお客の顔がお金に見えてくるわよ…あ、30万円が歩いてきた…60万円が待ってる…ってね、世の中そういうものよ(笑)…」

 

この話をきっかけに波留は仕事への熱が冷めてしまった。来社を薦める人は極力所得の高い人に自分の中でこっそり限定したのでアポの件数が激減してしまった。

ある日主任が波留のデスクの前に歩いてきた。

「あなた、アポの件数が急に落ちたけど…相手選んでるんじゃないでしょうね…。いい?勘違いするんじゃないわよ、あなたに選ぶ権利なんてないんだからね!選ぶのは私!私がとれと云えばあなたはどんどんとるの。相手が稼いでようが稼いでなかろうがそんなことは気にしなくていいの、判断するのは私なんだから、そうでしょ?」

波留はて黙ってうつむいた…。すると

「いつも長々話している男がいるでしょう。あの男のリストを出しなさい」と云った。

「えっ…あれは…」波留がしぶると

「早く出しなさい!今週はアポが足りないのよ!」と声を荒げた。

しぶしぶ差し出した成瀬優斗のリストを主任は黙って裏返しメモ書きに目を走らせた。

「大分話してるじゃない…。これはとれるわね…電話しなさい…」と云った。

「えっ…?」

「電話するの!今すぐ!モタモタしない!【…来週の月曜日水戸に遊びにいらっしゃいませんか?】って云うのよ。必ず来てもらいなさい!…あなたが云えば来るから…」

躰を強張らせて波留は電話を掛けた…。隣では主任が腕を組んで仁王立ちしている。

「あっ…コ、コンニチハ…お仕事中にゴメン…ナサイ…ハッピーウエディングの渋谷ひとみです…と、突然なんですけど…来週の月曜日…で、できたら…でいいんです…ムリにじゃなくて…もし…できたら…水戸に遊びにいらっしゃいませんか…?ちょ、ちょっとの時間でも構いません…。こ、こんなに雪が続いているから…大変ですよね…予定だってあるだろうし…」

波留の思いに反して優斗は

「じゃあ…何とかして…行きます…」と答えた。

大きく息を吐いて受話器を置き波留が見上げると主任は勝ち誇ったように顔をほころばせた。

「ね!あなたはとれるのよ…」

 

 

2018年1月29日の3時50分…波留は落ち着かなかった。成瀬優斗が来社する約束の時間が迫っていたからだ。担当の中年カウンセラーが鏡を見ながらスカーフを直している。ハッピーウエディング水戸店はプレジデントビルの5階にあった。時計が4時を指したとき内線が入り来客を知らせてきた。

中年カウンセラーは受話器を置くと波留を見やって「来たわ(笑)!」と云うなり分厚いファイルを胸に抱え嬉嬉として部屋を出て行った。フロアはデスクと電話機が配置された事務的業務が行える部屋と面談用の幾つにも仕切られた部屋とに分かれていた。

時計が5時を回っても中年カウンセラーは戻ってこなかった…こんな雪の中を…わたしに会うためにあの男(ヒト)は水戸まで来てくれた…約束したのに…それなのにわたしはここに居る…直ぐ近くにいながら会えないで…ここに居る…今頃あの男(ヒト)はどんな思いでいるのだろう…裏切られたと思っているだろうか…【渋谷ひとみに会わせてくれ】と云ってくれたら…もしかしたら…会えるかもしれない…。【渋谷ひとみに会えないなら帰る】と云ったら…もしかしたら…。5時35分…中年カウンセラーが顔を弾ませてデスクルームに戻ってきた。契約にこぎつけたらしい。免許証のコピーをとっている。面談ルームに戻る前に「あなたがアポ取った人の顔よ、見せてあげる…」そう云って波留の前に免許証を差し出した。

 

波留は机のものを片付けると帰り支度をした。この大雪で他の者達も5時には帰っていたので問題はなかった。波留はプレジデントビルを出て少ししたところにあるビルの陰で雪風をしのぎながら成瀬優斗を待っていた…。成瀬優斗が出てきても…きっと声は掛けられない…それでも彼を見たかった…。今日初めて彼の顔を見た…。濃い眉と黒い髪…優しそうなつぶらな目が印象的だった。波留はさっき見た免許証の顔を忘れないように何度も何度も思い出していた。電話で身長は165センチだと聞いたことがあったので思い描きながら首をすくめて待っていた…。

 

 

 

波留は優斗に声を掛けたときを思い出していた…。

6時を過ぎて優斗がプレジデントビルから出てきた。前かがみになって傘を差しダウンの襟元を握りしめていた。優斗が目の前を通り過ぎるとき波留は心臓が高鳴った…。少ししてから後ろを歩いて行った…。ずっと優斗の後姿を見つめていた…。

駅を出てスマホで検索をしたあと大きく肩を落としている優斗を見たとき…思わず声を掛けてしまった。【わたしも雪で電車が止まって帰れない】なんて大ウソだ。波留の自宅は水戸なのだから…。

 

波留はハッピーウエディングを辞めた。

夢を売る仕事と割り切って詐欺まがいのことを続ける気にはなれなかった。

けれど感謝している…優斗と出会えたのだから…。

優斗に【渋谷ひとみは自分だ】と告白するつもりだ…。優斗は何と云うだろう…。

怒るだろうか…

許してくれるだろうか…。

分からない…けれど…前に進むのだ…決めたのだから…真っ直ぐでやさしい優斗に自分もいつも誠実でいたい…。

波留は勇気を出して優斗に電話を掛けた…。

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。<(_ _)>

ショートストーリーって短くまとめるのが大変なのですね…勉強になりました(;_:)

こんな妄想話を読んでくださって…とってもとっても嬉しいポテ子です!(#^.^#)

 

今日も生かさしていただいてありがとうございます。

宇宙に存在するすべてのものに感謝いたします。(^^)/

 

 

 

 

 

 

 

 

大好きな人達と意識の進化を歩んでゆく!

 

 

人を好きになるときって皆さんはどういうふうですか?

 

いつもそばにいる人をいつの間にか…とか、

あるときその人の素敵な一面を発見してから急に気になりだした…とか…

色々あると思います。

 

ポテ子の場合はたいがい一瞬で好きになってしまいます。

一瞬でハートを射抜かれてしまったような感じです(笑)。

 

一瞬で好きになる、と云うことはその人の顔や容姿に一瞬で虜にさせられる魅力が十分に詰まっているということだと思います。

万人共通ではなくてあくまでも個人にとって…。

 

一瞬で何が分かるのでしょうか…?

もしかしたら魂だけが知っている前世の記憶とか…?

一瞬で好きになる人の場合前世でも出会って仲良く交流していた可能性が考えられると思います。だから前世の記憶が瞬時に〔この顔は好き!〕とキャッチしてしまうのかもしれません。

逆に会った瞬間に(顔がキライ…)という人もいます…(笑)。

その方は何もイヤなことをしていないのに…どうにも好きになれない…。

前世に拘わらず今世であっても人生の中で物凄くイヤなことをされた場合その人ともう二度と会いたくないと思ったりします。

そして町中で偶然そっくりな顔の人に出くわしただけでイヤな気分になったりすることがあります。通りすがりの初めてであった人に不快な感情を抱く自分に(何故だろう…?)と疑問を抱く理由の一因にはそういったものもあるのかもしれませんね。

 

わたし達の顕在意識はほんのわずかですが、本人すらも自覚していない潜在意識が大部分を占めています。

潜在意識の中には例えば…

19〇〇年、◎月、背格好これこれの…見た目背が高く気弱で優し気な顏の男に騙された…、よって一見気弱で人の良さそうな顔に見えても侮るべからず!とか…あなたを騙した男の顔はこの顔です!…みたいに(笑)膨大なデータが蓄積しているのかもしれません。

潜在意識を信頼するならば一瞬で心を奪われる人に出会うことも、どうしても好きになれない顔の人がいることも納得できる気がします。

 

 

ポテ子はこれまで沢山の人を好きになってきました。

物心ついて一番最初に人を好きになったのは幼稚園のときでした。

近くに住むシンゴ君と云うおとなしい男の子でした。

大好きなゆえシンゴ君をいつも無理やりブランコに座らせ背中を押してあげていました。いつまでも押し続けるのでシンゴ君は困っていたかもしれません…。一方通行の思いでした。

次は小学校二年生位。

やっぱり家の近い男の子でした。彼は活発で元気がよくみんなを笑わせるのが得意でした。誰かから聞いて両思いであることを知りポテ子は飛び上がって喜んだのを覚えています。

その次からは女の子を好きになりました。小学校四年生のときも六年生のときも、中学生のときも…。

何故かな…??

先天的なものが目覚めたのか…後天的な原因があって対象が歪んだのか…はポテ子にも分かりません。

 

父は怒るとポテ子に手をあげることがときどきありました。

ポテ子は素直に「はい、ごめんなさい」と云わずに理屈を並べたてる子どもでした。

父がカッとして手をあげた気持ちも今では想像ができます。

口がむそくてぶたれても逆らってくる可愛げのない子どもだったのです(笑)。

父のことを大人のいい年になるまではとても憎んでいました。

父を憎み暴力を憎み、暴力を振るう男達そのものを憎んでいました。

ポテ子の育った田舎では父に限らずよその家の父親も自分の尊厳が損なわれると感情にまかせ手をあげる傾向があったように思います。

友達の家に遊びに行っているとき何かの拍子でそこの父親が怒って自分の子どもに手をあげる姿を目にしたことがありました。また別の家でも怒った父親が子どもを足蹴にするなどを見たことがありました。

田舎ではまだ町中よりも家長制度の名残り(男尊女卑)が強く残っていたように思います。

家の中では男が一番だ!女子どもはつべこべ云わずに従えばいいんだ、逆らってきたら叩いて教えろ、みたいな考えが…。

時代と共に人々の意識も変化して現在では男女共同参画社会を目指しましょう!とまでなってきているのですからホントに驚かされます…。

 

 

人間の意識や価値観とは…その状況、環境で変化するものだということですね…。

 

仇討ちが許されていた時代もありますし、生活を支えるために親が娘を売っていた時代もあります。他にも大奥だの姥捨て山だの…当時の人達はそのときの大衆意識でこれは良いこと悪いこと必要なことなどと取り決めていたのでしょうけれども、今の私達からは到底理解できないことも多々あります…。

 

 

と云うことは…

今の社会では当たり前のことでも未来の人から見れば「えー、こんなことしてたの~?有り得なーい!(笑)」と云うことも起こり得る、と云うことなんじゃないでしょうか…?

 

 

人の意識とは大衆意識に大きく左右されるもの…とポテ子は思っています…。

例えば…新しい法律ができたとします。

【相手が誰でも結婚を申し込まれた人は断ってはならない!】と云う無茶苦茶な法律ができたとします。

 

最初聞いたときは鼻で笑ってしまうことでしょう…。けれども周りの誰もがそれを受け入れていったら…当然のこととして…。親も友人も隣近所の人もアイドルも政治家も自分の知っている人達がみんなこの法律を当然のこととして受け入れていったら…

「好きな人がいたのだけど●●に先に結婚を申し込まれてしまったから…仕方がないの…」「そりゃーそうよ、結婚を申し込まれたらそっちの方が絶対だもの」

「あの娘は結婚を申し込まれたのに拒んで受け入れなかったんだよ、だからもうこの町には居られないね…」

なんてことになったら…その意識(考え方)は段々には若い世代にまで当然のように定着していくのではないでしょうか?…。(うまく説明できませんが伝わっていると嬉しいポテ子です)

 

何が云いたいのかというと…

 

大衆の意識は小さい物を飲み込んで【当たり前】にしてしまう力がある…ということです。

 

 

戦時中は軍隊によって人々に「お国のため」と云う意識が植え付けられたのではないかと思います…

 

沢山の人が集まって有無を云わさず一方的に教え込まれる教育機関では最初はその教えに反発していてもみんなも受け入れているのだから仕方がないのだ…と次第に同意してしまうのではないでしょうか…。

 

また戦後の映画やテレビは大衆娯楽として最大の楽しみであったと思うので当然なこととして大衆意識下に大きな影響を与えただろうと思います。

 人々は映画の中で繰り広げられるお洒落な生活に憧れ、粋でカッコイイ役者たちを胸をときめかせて見つめたことでしょう…。役者の髪形から化粧の仕方ファッションをまね、立ち居振る舞い、身のこなし、ことば遣いをまね…そしてストーリーの中の役者の意識に感情移入し思いを馳せる…。

 

ポテ子も戦後まもなく作られた映画の作品をいくつか見たことがあります。

その中で記憶に残ったシーンがありました。

どこかの旦那が自分の女房なのか分かりませんが…女の人に懲らしめのように手をあげるシーンがあったのでした…。

まだ着物を着ている頃の映画でした…。夫婦?の喧嘩がいよいよ修羅場になると旦那は女房の頬に張り手をくらわした挙句、馬乗りになって続けざまに頬を打つ‥そんな場面であったように記憶しています…。

 

映画の内容はほとんど覚えていませんがポテ子は あっ…このシーン…田舎の親父たちが怒ったときの振る舞いと似ている…と思いました。身のこなし方が似ているというかやり方が似ているというか…。それから別の昔の映画を見ていて【男達が怒って女子どもに対して罵声を浴びせる】場面がありました。それはポテ子の父親が激怒したときに口にするものと同じでした。

フーム…

映画が似ていたのではなくて親父たちの方が真似ていた…っぽくないかしらん…?とポテ子は思いました。

本人たちは真似ている意識がなくてもテレビを見て映像の記憶が潜在意識下に入れば、顕在意識で忘れてしまっても同じようなシチュエーションのときに同じように行動してしまう…と云うことはあり得るのじゃないか…?と思います…。

 

様々なメディアや教育機関が与える情報は、潜在意識下に浸透してしまうのでいつの間にか大きな影響を与えている…と云えると思います。

戦後の日本では今のようにインターネットもありませんから、人々の情報は勝手に与えられるものを受け取るという一方通行であったと思います。意識について熟知している者達からすれば大衆の真理を誘導操作することは比較的易しかったのかも分かりません…。

戦後、高度経済成長の波に乗ってあらゆる電化製品、全ての物が発達してきました…。

電化製品(通信機器、IT)、情報機関、教育機関,音楽など…それらによって…

 

もしかしたら…知らずして…

ポテ子もポテ子の父親も家族も近所の親父さんたちも、友達もその友達も…誰もかれも…全ての人たちが…

心理操作をされていたのかもしれません…。

 

わたし達は意識について無知であったのですから…身を守る術を知らなかったのです…。

仕方がなかったのです…。

 

けれども時代は変わりました。 

 

今はどんな情報でも求めれば簡単に得ることができます…。

わたし達はどんな情報を取り入れどんな情報をシャットアウトするか個々が選択する時代になったのだと思います。

まさに意識の進化なのかもしれませんね…。

 

ありがたいことです…。

 

ポテ子はいい歳になってから憎んでいた父親を許せるようになれました…。

理由は長くなるのでまた別の機会に書きたいと思います。

男嫌いだったのに結婚もして子どもも生みました。

男の子が生まれたときは驚きました…。

神様が【男性を嫌うのじゃありません】と云ってわざと授けて下さったのじゃないか…

 

 と思えたからです…(笑)

今では好きになる対象の性別はどちらもあり…なポテ子です。

幾つになっても人を好きになる気持ちは止められません(笑)。

大好きな人達…友人達です。

一人一人がそれぞれ素敵でカッコ良くて…見習うところが沢山ある友人達…。

みんな大好きな人達です…。

ポテ子はある友人の…瞳を見ると…

いつも毎回決まって【吸い込まれそうだ…】と感じてしまいます…(笑)

何故なのか…分かりません…(笑)

ただ倖せだな…と思います…。

 

素敵な人達が友人として傍にいてくれることに心から感謝したいと思います…。

ありがとうございます…。

 

 

つたない文章を長々と呼んで下さいましてありがとうございます<(_ _)>

 

今日も生かさして戴きましてありがとうございます…。

宇宙に存在するすべてのものに感謝致します…。

 

また次回お会いいたしましょう(^^)/

 

 

ハレルヤ2018!ようこそ新しい年へ

 

 

2018年の幕が明け半月が過ぎました。

 

 

 

皆さまはどんなお正月を過ごされたことでしょうか…?

ポテ子はごくごく静かなお正月でした。

と云いますのも これまで毎年家族総出でやってきた姉の家族が今年から来なくなったからです。

理由は昨年姉の娘たちが続けて結婚したことにあります。

追って年内に孫も誕生しました。(そうです…一人は出来婚です)

おめでた続きでした…。

姉も今年からは娘たち夫婦をお客様として迎える立場になったということです。

お陰で姉の実家ではありますが(妹のポテ子が後を継いだので)、こちらはやっと肩の荷が降りた…感じです(^-^;

そこで昨年はおせち料理は思い切り手を抜いて殆ど作りませんでした。

スーパーでお刺身や魚介類、出来合いの総菜を購入し大皿に盛りつけ両親のところ(同じ敷地内に別棟で住んでいる)にも持って行きました。

ポテ子は大晦日から続いての元旦を炬燵に入ってだらだらとと過ごせるぞ!と内心喜んでおりました。

毎年友人と騒いで過ごすのが好きな息子のウマ夫は珍しくうちにいました(笑)。

友人からの電話に「暇だけど行かねえよ、オレ行ったら母ちゃん独りになっちまーべよ‥」と話しているのが聞こえたので、ポテ子を気遣ってわざと居てくれたようです…。

ありがたいことです…。

大晦日、食卓にポテ子とウマ夫それぞれの好きな肴や料理を配膳し向かい合って腰を下ろすとグラスを合わせました。

「ウマ夫一年間仕事お疲れさまでした」

かあちゃんもな…」

 

一年間を振り返り反省と来年の課題について少し話をしました。

 

年があけテレビで初日の出の中継を見終えるとポテ子とウマ夫は両親の処へ赴き新年のご挨拶をしました。

毎年のことですが改まって云うのは何となく気恥ずかしいものですね…。

「昨年は沢山お世話になりました…。ありがとうございます。本年もよろしくお願い致します…」

きちんと挨拶をすると年老いた両親も嬉しそうですし、ポテ子やウマ夫も新しい年に対して改めて自覚ができる気がしました。さぁ、今年も頑張ろう!って…。

町内の新年会を終えるとウマ夫と二人でお墓参りに行ってきました。

旦那さまが眠っているお墓に行って新年の挨拶…。

去年ブログに旦那様の記事を一つだけ書いたけどホントはあれは過去の出来事でした…。

ゴメンナサイ…ちょっとだけ旦那さまが確かに生きていたことを懐かしみたかったのです。

 

 

楽しみにしていた【だらだらお正月】は…と云うと…。

大して…と云うか…

あまり…どころかちっとも楽しくなかった…ですね…。

意外です…。

いざ二人だけだと…寂しいものです…。

料理を並べても…ホントに減らない…です…。

食欲もさほど湧かないし…食べてもあまり美味しく感じない…。

胃の大きさはいつもと同じなんだから急に沢山入れようとしても無理ですよね…。

最初美味しかったものが段々ノルマみたいに見えてきます(苦笑)。

今年から姉の家族が来ないから楽チン♪楽チン♫と喜んでいた筈なのに…??

これは何なんだ??

食事って沢山の人と食べるからより美味しいと思えるんだ…と痛感しました。

 

両親も同じだったのかもしれません…。

そうは云いませんでしたが料理を平らげるのが大変だ!と何度も云っていたのでそう思いました…。

 

母が隠居からうちにやってきて

「ポテ子お参りにでも行くか?オレが連れてってやっから」

と突然云ってきました。

…母は車の免許も持ってないのに…連れてってやるだなんて‥。

ポテ子は大きな声をあげて大笑いしてしまいました。

けれど何となく気持ちは伝わります(笑)。

出不精の父に留守番を頼んでウマ夫と母、ポテ子の三人で近くの神社にお参りに行ってきました。

正月料理を食べるのが大変だと云っていた母が外に出ると途端に食欲旺盛になります。

「何か食べっぺ、オレが買ってやっから」

母はいつもお金を出そうとします。

先にこっそり財布からお金を準備しておくのが母に出させないコツです(笑)

小さな躰でどの露店のものが美味しそうかとキョロキョロし考えている姿が子どものようで可愛かったです。

神社は参拝客で溢れ鳥居までの石畳も長蛇の列でごったがえしていました。

参拝をするにはおよそ2時間待ちとのことを警備員さんに聞くとポテ子達は速攻断念しました。

参拝は日を改めて来ることにしその日はお店を見て回って楽しもう!と決まりました。ポテ子達は露店のタコ焼きやチキン南蛮焼きに舌鼓を打ち通りに面した店の商品を見て歩きました。

ウマ夫は以前から気に入って何度か利用しているのだと云う藍染の商品ばかりを揃えているお店を案内してくれました。

鳥居の両側の店先では商売繁盛の熊手や色とりどりのダルマが大小様々に並んでいました。

よし、ダルマを買って帰ろう!と人混みを掻き分けて泳ぐようにしながら何とか店前に辿りつきました。

〔長寿〕と書かれたダルマがポテ子の目に飛び込んできました。

「わぁー、長寿ダルマだ!じゃあこれをお父さんとお母さんに一つずつ買ってあげるね」とポテ子が云うと母は

「じーちゃんには要らねえ!オレとじーちゃんは二人で一つでいいんだ!」

と云います。ポテ子とウマ夫が幾ら云っても聴きません…。

仕方がなくポテ子が一つのダルマをレジに持って行こうとすると、母が急いで別のダルマを掴んで

「これでいい!」と云いました。ポテ子が持っていたものより一回り小さいサイズ(リンゴの大きなもの位の)のダルマを掴んだまま

「これでいい!これで十分だ!」と云い張ります。

ポテ子が母に向き合い説き伏せようと母の目を見ると、母は真っすぐポテ子を見つめて

「ホントにいいのが?」と云います。

「???」

「ホントにいいのが?」更に母が云いました。

「えっ…何が?お母さんさっきから何いってるの?」

困惑してポテ子が訊くと母は

「長寿のダルマなんか買ったらホントに長生きしちまうぞ…いいのか?」

と真顔で云うのです。

…驚きました…。

ポテ子はいつも両親に「100歳まで生きてね」と云っているのですが、母はそれでもポテ子の真意を確かめたかったのです…。ホントに長生きしても迷惑じゃないのかと…。

思わず笑みがこぼれました。

「当たり前じゃないの!いなきゃ困るよ!百を超えてもずっと生きていてよ!」と云うと、母はそれでもポテ子の瞳を確かめるように少しだけ長く見つめてから

「いいんだな…分がった!」と云いました。

長生きをしてもいいのか?と訊いてくる母が少し不憫でもあるのと同時に、子を思う親の愛情について深く考えさせられました…。

 

一瞬の出来事でしたが胸がズキンとしたのを覚えています…。

こんなことを母に口にさせる原因の一端がポテ子にあると感じたからです…。

 

人は長生きしたら迷惑だと思ったら…もしかしたら長生きせずに死んでしまうのかもしれません…。

そんな気がしました…。

母は「分かった」と云ったのできっと長生きできる…とポテ子は思いました…。

母も父もきっと元気に長生きできる…。

 

 

人混みの中を歩くのは大変でしたがちょっと美味しいものを食べ、出店を見て回り外の空気を吸い神社の厳かな佇まいを見れたことは良い気分になれました。

後日ウマ夫が云うには母がダルマを嬉しそうにしている…と云うので、それを訊いてポテ子も嬉しくなりました。

母にとって大事なのはダルマの大きさではなかったのでしょう…。

父と母…大事な人達をもっともっと喜ばせてあげたい…。

その為にも頑張らなくては…とポテ子は思いました…。

 

ポテ子も今年の目標を達成できるようにと青いダルマを一つ買いました。

目標は幾つか立てましたがその中の一つは[断酒]です(笑)。

大晦日を呑みおさめに少しだけ戴きましたが、2018のこれからはノンアルコールで生きていきたいと思います。

ノンアルコールで生きていくのも楽しそうなので…(笑)。

 

 

皆さまご購読戴きましてありがとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。<(_ _)>

 

 

 今日も生かして戴いてありがとうございます。

宇宙に存在するすべてのものに感謝いたします。 

 

 

また次回お会いいたしましょう(^-^)

 

 

 

 

 

右手首を粉砕骨折…治癒を信じる!

 

 

数年まえポテ子は高いところから誤って落下しました。

地面に落ちる瞬間右手を伸ばして手をついたため手首を粉砕骨折してしまいました…。

 

 

激しい痛みに襲われしばらくはその場にうずくまって悶絶していました…。

よろよろと起き上がり激痛のはしる腕を見ると…あらぬ方向に曲がっているのが自分でも分かりました…。

〔壊れた〕という感じに見えました…。

 

翌日朝いちで病院に連れて行ってもらいました。

レントゲン写真には手首の砕けた骨が写っていました。

一番気になっていたことを先生に聞きました。

 

「治るでしょうか…?」

 

「もとには無理ですね」

 

「………」

 

もしや‥とは思っていましたがはっきり云われてショックでした…。

 

そうか…無理か…そうだと思った…。

 

でも…左手がある…わたしは左手が器用だから左手を鍛えればいい…。

左手を鍛えれば日常生活はたいがいできる…。

世の中にはもっと大変な人だっているんだから…大丈夫…なんとかなる…。

そんな思いが渦巻いていました…。

 

そのまま直ぐに手術して頂けることになりました。 

  

手術後は痛みが強く痛み止めの薬を飲んでも効果がなく座薬を入れて頂きました。

右手は手首から肘上までのギプスで固定されていました。

手首にはボルトが入っているので数か月後に同じところを切って取り出すのだ説明してもらいました。

入院期間は3日間だったので帰宅前の診察のときに

「次回診察にくるまでは安静にしておいてください」と云われました…。

 

自宅にもどったポテ子は直ぐさま右手の包帯を解き始めました。

自分の目でどうなっているのか一度確認したかったのです…。

包帯をとり…ギプスを外し…ガーゼをとって見てみると…

 

腕はギプスを外しても元通りまっすぐに伸びており…手首には縦に手術の痕‥数か所が糸で止まっていました…。

元に戻ったように見えました…。

 

翌日からポテ子はギプスから出ている指を左手で刺激(マッサージ)したり、ギプスをしたまま細い草(ほんとにごくごく細い草です)を引き抜いたりすることを始めました…。

少しやると痛みが出てくるので痛みが出てきたらすぐにやめます…。痛みが引いたらそろそろと同じことを繰り返します…痛みが強いときは痛み止めを飲みます…。

昼間そんなことを繰り返していたので夜になると熱をもつのか強い痛みがでました。

…再度痛み止めを飲んでも呻くほどでよく眠れない日も三日ほどありました。

 

 

何故そんなことをしていたのかと云うと…

 

ポテ子のなかの何かが「やりなさい」と云うのです…。

何か分かりませんが「やらなくては…」と云う強い衝動…のような感じです…。

 

非難され呆れられることも想像がついたので誰にも見られないように隠れてこっそり続けていました…。

 

 最初はやっとの思いで草を引き抜いていたのですが次第に痛みが落ち着いてくると、引き抜ける量もみるみる増えていきました…。何本でも…痛くてできなくなるまでは引き抜きました‥。痛みが出てきたら横になり虫の息でうめき…おさまるのを待ち…おさまったらまた草を引き抜く…を繰り返しました…。

帰宅後一週間くらいで痛み止めを飲まなくても大丈夫なくらいにまでなり、ギプスはしていても大分骨がくっついてきているのを何となく感じていました…。

 

帰宅後10日位のことだったと思います。

何となくギプスを外して腕の動きを自分で確認したくなりました。

ギプスを外して腕を動かそうとしました…。

すると…

肘上の筋肉と肩のあたりの筋肉が既に固まってきているではありませんか…。

衝撃でした…。

このままでは…手首の骨がついても肘や肩が動かなくなってしまう…。

 

その日から一日のうちに必ず何度かギプスを外し肘や肩の筋肉を動かすことをはじめました。お陰で固まりかけた筋肉は元通り柔らかくなりこれまでのようにスムーズに動けるようになっていきました…。

そしてギプスをした状態のポテ子流リハビリも進化していきました…。

 

・グー、チョキ、パーをする。

・ギプス腕を上に持ち上げ数秒間キープする。

・小さな金づちをギプス右手で持って木の固まりをそーっとコツコツ叩く(振動を与えたかったのです)。

・ギプス右手でハンドグリップ2キロを100回やる(日に数回)。

・左手とギプス腕で剪定バサミを持ち植木の剪定をする。

・ギプスをしたままで文字を書く練習をする。A4用紙2~3枚

 

日数が経って自分で(大丈夫だ…)と思ってからはギプスを外して腕を上下にあげる、

腕を伸ばして肩と垂直にもちあげる(数秒間キープする)、などの運動も積極的にしました。

あくまでも自分の身体と対話しながら…です。

やった回数や時間は、どれも多く長めにしっかり…という感じです。

 

ポテ子の右手はみるみる良くなっていきました…。

 

抜糸が済みやっとリハビリ通院の段階になりましたがリハビリは既に必要ない状態でした…。

リハビリでは容器に入っている沢山のビー玉を箸で挟んで別の容器に移し替える…とか何かを色々やったのですが忘れてしまいました…。

何をやっても楽々できてリハビリの先生が毎回驚いておられました…。

 

ポテ子も思わぬ回復ぶりに自分でもとても喜んでいました。

リハビリは数回で終了し病院へ行くことは終わりました。

 

するとある日病院から電話がきました。

手術をして下さった先生の何か発表のためにポテ子の回復の記録を出したいので協力してもらえないか…?みたいなお話でした…。

できれば協力させて戴きたかったのですが、ある講座に申し込みをしてしまいもう予定が入っていたためそれは叶いませんでした…。

ポテ子が独自に(勝手に)やっていたことは全てお話しさせていただきました。

 

 

電話がきたことで改めて思いました。

 

ポテ子の回復ぶりは珍しかったんだと思われます…。

先生は手術するまえ「元にはもどらない」って云っていました…。

戻らないのがフツウだったってことですよね…。

 

ポテ子の右手は殆ど以前と変わらないくらいにまで治癒しました…。

感謝の気持ちでいっぱいです…。

左手が右手の代わりをする生活を送るかもしれなかったのに…

これまで当たり前に送っていたフツウの生活は…じつは当たり前じゃなかったんです…普通の生活が送れるということがどれほど尊く素晴らしいことなのかを知らされた思いでした…。

 

 

 

 

なぜ治癒できたのでしょう…

 

 

 

一番には先生が手術してくださったから…です…まちがいありません(ありがとうございます)

 

あともう一つは何者かがポテ子を導いてくださったから…と思っています…。

ポテ子は左手生活を覚悟していました…。

けれど手術をおえて自宅にもどってからはそんな思いはみじんもありませんでした…常に何かがポテ子に寄り添ってくれていたと思うんです。

(何となく…思う…)【感】…というもので常に導いて下さっていたのはそのお方だとポテ子は確信しています…。

多分…ハイヤーセルフではないだろうか…とポテ子は思っています…。

 

お陰でポテ子の右手は治癒したのだと思っています…。

 

 

それともう一つ大事なことがあります。

 

 

ポテ子は自宅で独自のリハビリを始めてからずっと純粋に治癒を信じていました…。

何故だかは分かりませんが治癒する!と信じていたのです…。

いつも…

心から…

そして常にイメージしていました…。

細い草を引き抜きながら…右手の骨がピシピシピシピシッ…ピシピシピシピシッ…とくっついていくイメージ…を…。

文字を書いているときも、金づちを握って木の固まりをそっと叩き振動が手術した骨に伝わってきているときも…常に右手の骨がピシピシピシピシッ、ピシピシピシピシッ…とミクロでくっついてきている…とイメージしていました…。

そのイメージは強烈で頭というか脳の中を蛍光色のカラーでいっぱいにイメージしていました…。(青緑パステルの蛍光色だったと思います)

 アメーバーのような青緑パステルの物体が電気ショックを受けたみたいに火花をあげてくっついていくイメージです…。

 

 

病院の先生には独自にやったリハビリ法をお話ししましたが、あとになって考えてみるとこの「治癒を信じたこと」と「イメージしていたこと」と云うのもとても大事なことだったのじゃないか…と思いました…。

このことはポテ子にも生涯忘れられない出来事です…。

「信じる」ということの偉大な力を教えられた…って思ったんです…。

 

 

 

 

 

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宇宙に存在するすべてのものに感謝いたします。

 

ではまた次回お会いいたしましょう

 

 

 

 

  

地球に雨のシャワー

 

 雨のシャワーが降りつづきます…。

 

大きな風にのってサワサワ…サワサワ…次第に音が小さくなって…

また別の大きな風がやってきて大きな音でサワサワ…サワサワ…そしてまた音が小さくなっていく…。

まるで地球規模の大きな扇風機の羽から雨が落ちてくるみたい…

 

13日から降りだして…今日で10日目…。

お日様がちょっと恋しいです…。

雨がやむと途端に畑に人が出てきます…。

あそこの家では大根の収穫が終わっていないから腐ってしまわないかと気が気じゃないんでしょう…。

ラクターを運転しているご主人の顔が沈んでいました…。

気持ち…分かります…。

ポテ子の家でも落花生がまだ脱穀まえなので…。

畑で干していた状態でこの長雨となり殻が黒ずんできています…。

落花生も頑張って雨に耐えてくれているのでしょう…。

畑に人の姿が見えて少しするとまた雨が…この繰り返しです…。

 

地球がシャワーを浴びているみたいですね…(笑)

 

地球もたまにはシャワーを浴びないと…

汚れがとれませんよね…。

雨のシャワーを浴びて…ぴかぴかの地球が元気に笑顔を見せてくれる‥と思えば楽しみです…。

それに雨だって

…嫌いじゃないです…。

雨はやさしい…

そんなイメージがあります…。

子どものころ父に叱られて雨降り夜わざと裏庭にいって濡れていたことがあります…。風邪をひいて死んでしまおうと思ったような記憶があります…。

だけど…雨はとてもやさしくて…

雨夜にたたずむポテ子をつつみ込んでくれるようにやさしくて…

流れ出る涙をそっと洗い流してくれ…

腫れた頬の熱もシトシトと撫でるように冷ましていってくれました…

雨に全身を包まれながら天を見上げると…

暗い空の彼方からダンスをするように小さな無数の雨粒がポテ子目がけて舞い降りてくるのが見えました…。そして口々にポテ子に囁いてくれているような気がしました…

「あなたは独りじゃないよ…わたしたちはいつもこうしてあなたの傍にいるの…だから泣かないで…わたしたちはいつでも傍にいる…今もあなたを抱きしめているのよ…ね…安心して…もう大丈夫だから…泣くのをやめて…さ、もううちにお入りなさい…」そう云ってくれているような気がしました…。

雨はいつもこんなにやさしいんですもの…。

雨に塗れても死ねないなぁ…と思ったのを覚えています…。

雨は好きです…。

雨降りの日は何となくホッとしたものでした…。

理由は雨がやさしいからです(笑)

 

地球もきっと疲れやなにか溜まっていたのでしょう…。

だから連日の雨が必要なのでしょう…。

やさしい雨のシャワーを沢山浴びてピッカピカになってくださいね…。

 

大丈夫…心配いりません…。

何があっても大丈夫です…。

地球が元気であってこそ人間も動物も植物も元気でいられるのですから…。

母なる地球…おかあさん…元気にきれいになってくださいね…。

 

 

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宇宙に存在するすべてのものに感謝いたします。

 

ではまた次回お会いいたしましょう(^^)

 

 

 

愛しのミーコちゃん

 

 

ミーコちゃんはポテ子のハニーです(笑)。 

毎日何回会っても見るたびに可愛くて可愛くてたまりません。生まれて何年経つのかな…?

…まぁ…12年も経ちますね…今かぞえてみて驚きました(笑)

ネコは全身毛で覆われているので年をとっても人間のようには分かりにくいですね。

見た目は三毛の日本ネコ、女のコです。毛色は三色はっきり出ているところもありますが背中のあたりは色が混ざっていて…まるでブロンドのようにも見えます。手足は短めで尻尾は短く曲がっています。曲がっているのは手で触ると分かります。

生まれて12年経っているのでネコの中では大きい年なんでしょうが、ミーコちゃんを見ていて年齢はまったく感じません。

今でも子どものように毎日甘えてきて…中身(精神?)は変わらないものなのだな…と納得しています。

 

ミーコちゃんは倉の中で生まれていたのを見つけました。

大きくなったら倉でネズミの番をさせようと母が飼い始めました。まだ目も開いていない乳飲み子だったので母がミルクを与えていました。ときどき様子を見せてもらいに行くと日に日に体が大きくなっているのが分かりました。

ある日ミーコちゃんを見せてもらっていると母が地面に置いて

「ほら、歩ってみろ」と云いました。まだ目が開いていないミーコちゃんは手足をふんばってポテ子の方へ歩いてきました。

「あれっ…?」

「わぁーい、あたしの方にきた(笑)」

 

すると母はポテ子の手からミーコちゃんをむんずと掴んで元の位置に置きました。

「ほれ…」

するとまたポテ子のところへ…。更にもう一度…またしても…。

ポテ子は可笑しさと一緒にミーコちゃんが可愛くなってしまいサッと抱き上げて

「やっぱりあたしが育てるね」と云って連れてきてしまいました。

両親の住まいとポテ子の家族の住まいは同じ敷地内なのですが別々なのです。

母も煩わしさから解放されたと思ったのか何も文句は云いませんでした。

 

ネコもそれぞれ個性がありますがミーコちゃんはとても敏感で人見知りなタイプのようです。

大人へと成長したミーコちゃんは誰かお客様が見えると真っ先に隠れてしまいます。

母がミーコちゃんを見て撫でようと近づいてくると逃げます。

母が

「ふんづかまえて ぷっとばしてやりてえ…」と云ったときには思わず笑ってしまいました…。ミーコちゃんは息子のウマ夫が来ても逃げます。日によって逃げないこともあります。(お客様でも逃げないこともたまにあります)

ある日気が付きました。

ミーコちゃんは近づいてくる人の顔を見る前に逃げています…。

相手が誰だか分かってから逃げているんじゃなかったんです…。

誰かが近づいてきたとき姿が見える前に何か感じて逃げていたのです…。

驚きました…。

「へぇー…ミーコちゃんには何か感じられるんだぁ…スゴイねぇ…」と云ってミーコちゃんの顔を見つめました。

ミーコちゃんはおっとりしていますが狩りが得意です。

スズメを狩ります。

うちの屋根には沢山のスズメの巣がありいつも賑やかです。大人になりたてのスズメが上手に飛べず落ちてしまったところをミーコちゃんに襲われたことがありました。そのときは偶然ポテ子が見ていたのでミーコちゃんに駆け寄って口から離させました。スズメを放してあげるとまたしてもミーコちゃんが猛ダッシュしてそのスズメを口にゲットしました。再びポテ子が駆け寄り今度はミーコちゃんの頭をを強くゲンコしました。

「ミーコちゃん!チュンチュンをやっちゃダメって云ったでしょう!!」

ミーコちゃんに伝わったのかそのあとは我慢していました。

スズメは親鳥が迎えに降りてきていつの間にかいなくなっていました。

しかしミーコちゃんはホントのところ狩りが大好きなのです。

あんなにおっとりしているミーコちゃんがネコが変わったように興奮してくるのをポテ子は何度も見て知っています…。セミは大好物です…。

ああ…ミーコちゃん…セミは1週間しか生きられないんだよ…可哀そうだからやめて…と内心思いますが、じゃあ長く生きられるのならいいの?とか…人間だって食べてんじゃない?とかミーコちゃんに訊かれたら…

何も云えないポテ子です…。

ミーコちゃんはネコ同士のケンカに弱いです。負けるとストレスからかおしっこを漏らします。息子は「声ブス」と云っています。

確かにそんなに可愛い声ではないかもしれません…。

「臆病で逃げてばっかりいて可愛くねえ」とも云っています。

 逃げるのは…それはそれは…早いです…(地べたを這うようにして逃げています)。

きっと動物でも人間でも相性があるのだと思います…。

前にいたネコのミントは息子や旦那様のことは大好きでしたが、ポテコが抱っこすると唸って怒っていましたから(笑)。

そんなミーコちゃんですがポテ子にとっては…最高の存在なのです…。

抱っこしてミーコちゃんに頬ずりをすると途端にルルルルル…と素敵な可愛い音楽を奏でてくれます。両手の肉球でポテ子の喉に手をあてわずかに動かしているのが分かります。ミーコちゃんの安堵の幸せそうな吐息を感じます…。ポテ子も幸せで一杯になって安堵の息をします。いつの間にかミーコちゃんとポテ子の吐く息がすぐ傍で混ざって…目をとじると鮮やかなピンクやブルーやグリーンの色いっぱいになり…幸せを感じるひとときです…。

「ミーコちゃんは可愛いねぇ…」

「ミーコちゃんは綺麗だねぇ…」

「ミーコちゃん大好き…」

「ミーコちゃん…」

「ミーコちゃん…愛してるよ…」

ポテ子が何を云ってもそのつど「ニャー」と返事をしてくれます(笑)。

ネコは気ままだという印象がありますが…実際は…どうなのでしょう…?

ネコにも性格があるので一概には云えないと思いますが、ミーコちゃんの場合は一日のうちに何度か愛情のある抱っこをたっぷりとしてもらえば…あとはどこかへ散歩にも出かけます。夜中の散歩は何時間も帰らないので実は「狩り」に出かけているのかもしれませんが…。たまに小さなヘビとかネズミとかモグラとかお土産に持ってきてくれて…ポテ子を驚かせてくれます(悲鳴です…)。先日は勝手口の前に鳥の羽が沢山あったので持ち帰ってそこで食事したのだと思います…。家の後ろを少し行くと山があるのでそこで狩りをしてくるのかな…と想像しているポテ子です。

 

ポテ子は朝起きると必ずミーコちゃんを抱き上げて頬ずりを何度も何度もします。

お昼のころにもします。夕食のあとにもします。

ところが出かける用事があって抱っこしてあげられないこともたまにあります。

出かける前は毛がつくのでできません。

そんなときのミーコちゃんは見ていて気の毒なのですが可愛いです(笑)

ポテ子の前で同じ場処でモジモジ…モジモジ…しています。少し歩いては振り返りモジモジ…扉の処でモジモジ…ついにはポテ子の足元にグイと頭を押し付けてきます。それがかぞえていると15回も…(笑)。

そんなときはミーコちゃんの顔を両手ですくって抱き上げずに頬ずりだけをしてあげるようにしています(笑)。

 

ミーコちゃんと巡り合えたことに今日も感謝でいっぱいのポテ子です。

 

 

最後までご購読戴きましてありがとうございました。<(_ _)>

ではまた次回お会いいたしましょう(^-^;