やっぱりご飯がすき・茨城のポテ子福福・田舎生活ダイアリー

農業を継ぐことになった50代主婦ポテ子の日常

ハレルヤ2018!ようこそ新しい年へ

 

 

2018年の幕が明け半月が過ぎました。

 

 

 

皆さまはどんなお正月を過ごされたことでしょうか…?

ポテ子はごくごく静かなお正月でした。

と云いますのも これまで毎年家族総出でやってきた姉の家族が今年から来なくなったからです。

理由は昨年姉の娘たちが続けて結婚したことにあります。

追って年内に孫も誕生しました。(そうです…一人は出来婚です)

おめでた続きでした…。

姉も今年からは娘たち夫婦をお客様として迎える立場になったということです。

お陰で姉の実家ではありますが(妹のポテ子が後を継いだので)、こちらはやっと肩の荷が降りた…感じです(^-^;

そこで昨年はおせち料理は思い切り手を抜いて殆ど作りませんでした。

スーパーでお刺身や魚介類、出来合いの総菜を購入し大皿に盛りつけ両親のところ(同じ敷地内に別棟で住んでいる)にも持って行きました。

ポテ子は大晦日から続いての元旦を炬燵に入ってだらだらとと過ごせるぞ!と内心喜んでおりました。

毎年友人と騒いで過ごすのが好きな息子のウマ夫は珍しくうちにいました(笑)。

友人からの電話に「暇だけど行かねえよ、オレ行ったら母ちゃん独りになっちまーべよ‥」と話しているのが聞こえたので、ポテ子を気遣ってわざと居てくれたようです…。

ありがたいことです…。

大晦日、食卓にポテ子とウマ夫それぞれの好きな肴や料理を配膳し向かい合って腰を下ろすとグラスを合わせました。

「ウマ夫一年間仕事お疲れさまでした」

かあちゃんもな…」

 

一年間を振り返り反省と来年の課題について少し話をしました。

 

年があけテレビで初日の出の中継を見終えるとポテ子とウマ夫は両親の処へ赴き新年のご挨拶をしました。

毎年のことですが改まって云うのは何となく気恥ずかしいものですね…。

「昨年は沢山お世話になりました…。ありがとうございます。本年もよろしくお願い致します…」

きちんと挨拶をすると年老いた両親も嬉しそうですし、ポテ子やウマ夫も新しい年に対して改めて自覚ができる気がしました。さぁ、今年も頑張ろう!って…。

町内の新年会を終えるとウマ夫と二人でお墓参りに行ってきました。

旦那さまが眠っているお墓に行って新年の挨拶…。

去年ブログに旦那様の記事を一つだけ書いたけどホントはあれは過去の出来事でした…。

ゴメンナサイ…ちょっとだけ旦那さまが確かに生きていたことを懐かしみたかったのです。

 

 

楽しみにしていた【だらだらお正月】は…と云うと…。

大して…と云うか…

あまり…どころかちっとも楽しくなかった…ですね…。

意外です…。

いざ二人だけだと…寂しいものです…。

料理を並べても…ホントに減らない…です…。

食欲もさほど湧かないし…食べてもあまり美味しく感じない…。

胃の大きさはいつもと同じなんだから急に沢山入れようとしても無理ですよね…。

最初美味しかったものが段々ノルマみたいに見えてきます(苦笑)。

今年から姉の家族が来ないから楽チン♪楽チン♫と喜んでいた筈なのに…??

これは何なんだ??

食事って沢山の人と食べるからより美味しいと思えるんだ…と痛感しました。

 

両親も同じだったのかもしれません…。

そうは云いませんでしたが料理を平らげるのが大変だ!と何度も云っていたのでそう思いました…。

 

母が隠居からうちにやってきて

「ポテ子お参りにでも行くか?オレが連れてってやっから」

と突然云ってきました。

…母は車の免許も持ってないのに…連れてってやるだなんて‥。

ポテ子は大きな声をあげて大笑いしてしまいました。

けれど何となく気持ちは伝わります(笑)。

出不精の父に留守番を頼んでウマ夫と母、ポテ子の三人で近くの神社にお参りに行ってきました。

正月料理を食べるのが大変だと云っていた母が外に出ると途端に食欲旺盛になります。

「何か食べっぺ、オレが買ってやっから」

母はいつもお金を出そうとします。

先にこっそり財布からお金を準備しておくのが母に出させないコツです(笑)

小さな躰でどの露店のものが美味しそうかとキョロキョロし考えている姿が子どものようで可愛かったです。

神社は参拝客で溢れ鳥居までの石畳も長蛇の列でごったがえしていました。

参拝をするにはおよそ2時間待ちとのことを警備員さんに聞くとポテ子達は速攻断念しました。

参拝は日を改めて来ることにしその日はお店を見て回って楽しもう!と決まりました。ポテ子達は露店のタコ焼きやチキン南蛮焼きに舌鼓を打ち通りに面した店の商品を見て歩きました。

ウマ夫は以前から気に入って何度か利用しているのだと云う藍染の商品ばかりを揃えているお店を案内してくれました。

鳥居の両側の店先では商売繁盛の熊手や色とりどりのダルマが大小様々に並んでいました。

よし、ダルマを買って帰ろう!と人混みを掻き分けて泳ぐようにしながら何とか店前に辿りつきました。

〔長寿〕と書かれたダルマがポテ子の目に飛び込んできました。

「わぁー、長寿ダルマだ!じゃあこれをお父さんとお母さんに一つずつ買ってあげるね」とポテ子が云うと母は

「じーちゃんには要らねえ!オレとじーちゃんは二人で一つでいいんだ!」

と云います。ポテ子とウマ夫が幾ら云っても聴きません…。

仕方がなくポテ子が一つのダルマをレジに持って行こうとすると、母が急いで別のダルマを掴んで

「これでいい!」と云いました。ポテ子が持っていたものより一回り小さいサイズ(リンゴの大きなもの位の)のダルマを掴んだまま

「これでいい!これで十分だ!」と云い張ります。

ポテ子が母に向き合い説き伏せようと母の目を見ると、母は真っすぐポテ子を見つめて

「ホントにいいのが?」と云います。

「???」

「ホントにいいのが?」更に母が云いました。

「えっ…何が?お母さんさっきから何いってるの?」

困惑してポテ子が訊くと母は

「長寿のダルマなんか買ったらホントに長生きしちまうぞ…いいのか?」

と真顔で云うのです。

…驚きました…。

ポテ子はいつも両親に「100歳まで生きてね」と云っているのですが、母はそれでもポテ子の真意を確かめたかったのです…。ホントに長生きしても迷惑じゃないのかと…。

思わず笑みがこぼれました。

「当たり前じゃないの!いなきゃ困るよ!百を超えてもずっと生きていてよ!」と云うと、母はそれでもポテ子の瞳を確かめるように少しだけ長く見つめてから

「いいんだな…分がった!」と云いました。

長生きをしてもいいのか?と訊いてくる母が少し不憫でもあるのと同時に、子を思う親の愛情について深く考えさせられました…。

 

一瞬の出来事でしたが胸がズキンとしたのを覚えています…。

こんなことを母に口にさせる原因の一端がポテ子にあると感じたからです…。

 

人は長生きしたら迷惑だと思ったら…もしかしたら長生きせずに死んでしまうのかもしれません…。

そんな気がしました…。

母は「分かった」と云ったのできっと長生きできる…とポテ子は思いました…。

母も父もきっと元気に長生きできる…。

 

 

人混みの中を歩くのは大変でしたがちょっと美味しいものを食べ、出店を見て回り外の空気を吸い神社の厳かな佇まいを見れたことは良い気分になれました。

後日ウマ夫が云うには母がダルマを嬉しそうにしている…と云うので、それを訊いてポテ子も嬉しくなりました。

母にとって大事なのはダルマの大きさではなかったのでしょう…。

父と母…大事な人達をもっともっと喜ばせてあげたい…。

その為にも頑張らなくては…とポテ子は思いました…。

 

ポテ子も今年の目標を達成できるようにと青いダルマを一つ買いました。

目標は幾つか立てましたがその中の一つは[断酒]です(笑)。

大晦日を呑みおさめに少しだけ戴きましたが、2018のこれからはノンアルコールで生きていきたいと思います。

ノンアルコールで生きていくのも楽しそうなので…(笑)。

 

 

皆さまご購読戴きましてありがとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。<(_ _)>

 

 

 今日も生かして戴いてありがとうございます。

宇宙に存在するすべてのものに感謝いたします。 

 

 

また次回お会いいたしましょう(^-^)