やっぱりご飯がすき・茨城のポテ子福福・田舎生活ダイアリー

農業を継ぐことになった50代主婦ポテ子の日常

やめてよ…いいとしして…

はぁ~、やっちまったわい…。

畑で喧嘩なんて…。
それも80過ぎのじっちと50過ぎの中年ばっぱが喧嘩してるなんざ…後になると自分でもがっかりする…いい歳の親子喧嘩…。
ま、もうしてしまったんだから仕方ないんだけどね…。
事の発端は今朝の仕事はじめに遡る。

ポテ子 
「お父さん、今日の草取りだけどね、昨日の畑の続きじゃなくてどこそこの畑から始めることにしたから。」

 父 
「あー?、何でだ?(怒)」

ポテ子 
「昨日の畑の落花生(の株)はまだ小さいけど、どこそこ畑のはもう結構大きいでしょ。あそこの草を先に取ると直ぐに培土上げられ るから、順番を変えた方が効率がいいよねって昨日の晩ウマ夫(ポテ子の息子)と話して決めたの。」

 父
「いいや、やりがけをほったらかして違ぁとこさ行ったらら決まりが悪ぃべ。昨日の畑をまず終わらしちまーのが先だ!」

ポテ子
「うう~ん、いいの。そんな決まり悪いとかなんて気にしないから…。どこそこの畑の草を先に取ればウマ夫はもう順番で他の畑も培土上げにかかるから。その間に昨日の畑のところは私が草を取っておけばいいんだから…。そっちの方がいいの!」

 父 
「いいや、さぎに(先に)三人で昨日の畑の草を取っちまった方がいい!!俺の云うごどを聴け!」

ポテ子 「いいえ、聴きません。もう私たちがやってるんだから仕事の段取りも自分たちで決めます!」

 父  「…そうが…(怒)」

その時父は怒りを堪えていたのでしょう…。
それ以上は何も云いませんでした。
黙って畑へ行くと苦虫を噛み潰したような顔で草を取り始めました。
ところが私が畝を一本取り終えたころに突然爆発したのです。
私が草を取った畝を指さして

 父  
「おめえ、株の元に生えでる草をきれいに取ってねえべ!!」

ポテ子 
「あー、これ。…わざと甘く取ってるんだよ」

 父 
「何云ってんだー!取んねげダメだっぺ!!なんで取んねえんだ!!」

ポテ子
「だって培土上げるんだから小さい草なんか土に埋もれて出てこれないでしょう?」

 父 
「何云ってんだ!おめえは!!取るに決まってべ!!何回云われてんだ!!」

ポテ子
「だってウマ夫が甘く取って置けばいいって云ってたから…」

 父 
「ハッ!俺ぁ前がら何回だってキレイに取れって云ってらー!そんなごども分がんねえのが!!このバガが!!」

ポテ子 
「えっ、小さいのもキレイに取んなきゃダメなの?…分かったわよ!取ればいいんでしょう!」

 父 
「ホレ見でみろ!!おめえが取ったあどを!そごに生えてべ!そっちにも生えてべ!(草が)おめえ こっち来で見でみろ!!」

ポテ子 
「だから云ってるでしょう!わざと甘く取ってたんだって!」

 父
「いいがら見でみろよ!こっち来ぉー!!」

ポテ子
「しっつこいなー!!何回云ったら分かるの!?わざと甘く取ってたって云ってんでしょうよ!!草が生えてるからナニ??そんなに大騒ぎして!!取るって云ってんでしょうよ!!このしつっこい ヘビ!!」

 父  
「ナニィ~!!この薄らバガ(馬鹿)め!!おめえみてえなバガ(馬鹿)、トーフにあだまぶつげで死んちめえ!!なんにもわがんねえぐせに…」

ポテ子 
「お父さん、草取りなんか手伝ってくれなくてもいいよ!!もういいから帰ってよ!!こんな喧嘩してるんだったら居ない方がいいよ!!」

 父 
「おめえにそんなごど云われなぐてもいい!!俺の勝手だ!!」

ポテ子 
「一緒に居て喧嘩してるんだったら意味ないでしょう!私達でできるから…!もういいから…!帰ってよ!!」

 父 
「…っ!…この…バガ(馬鹿)め!…バガ(馬鹿)で手ぇつけらんねー…!」

父は目を吊り上げてのたまいたあと、カマを持って畑を出て行きました。歩きながら再び
トーフにあだまぶつげで死んちえめえ!!」
と云い放ちました。思わずポテ子も
「…っ…くそじじい!」
と返してしまいました。ハッとしましたが父は引き返しては来ませんでした。(内心ホッ)


ここまで言い合いになることは滅多にありませんが、小さないさかいはよくあります。父の口癖は
「俺の云うごどを聴け」
「だっておめえらには経験があんめえ」
「俺には経験がある」
「おめえは分がんなくてもいいんだ、俺が分がってっから」
「おめえのあだま(頭)は要んねえんだ」
「おめえは考えなぐでいいんだよ、云われだ通りにやれば」

父は高齢ですから躰は衰えてきていますがまだ采配を振るっていたいようです。
農業の一から教えてくれていることには心から感謝しています。おまけに少しでも手伝って私達を助けてやろう…って気持ちがいつも伝わってくるので、これまた感謝しています。
ただ父の年齢と細い体を見ると心配です。仕事をし過ぎているように思えるんです。年とは云っても畑に出れば結構な仕事をしてしまいますし、実際かなり助けられています。
口喧嘩したりはあってもホントは父のこと大好きなので、いつまでもいつまでも長生きして貰いたいと思っています。
その為にも早く父を畑の第一線から出してもっと楽なことをしてほしいし、させてあげられるようにならなきゃ…と思っています。
それと自分の頭で考えて仕事する楽しみも味わいたい…んですよね。
自分の云う通りにやらないとすぐヘソを曲げる父ですが、近い将来は畑の第一線は退いていることでしょう…。
噴火のように怒っていた父ですが時間が経つと反省するようです。
間違っても謝るなんてことはありませんが、娘の私にはわかります。(笑)
反省している時はそのあと、ず~っとず~っとひたすら静かにしていますから(笑)
そして何日かすると何食わぬ顔で畑にやってきて
「じぃが来たよ~ん💛」
なんて云って笑わせたりします。
私も父に謝ったりしないのですけど、内心反省しています。もう高齢なのにいつも仕事を手伝ってくれて、私達を助けてくれているのに
「居ない方がいいよ」
「帰ってよ」
「くそじじい」
なんて云ってゴメンナサイ…。居ない方がいいっていうのは、畑にって意味で云ったんだからね…。畑で二人で云い合って「居ない方がいい」って云ったとき心がズキッとしたのを覚えています。もう云わないようにします…。
「うちに帰って休んでて」って云えばいいんですね。
歳は重ねていますが中身が幼いですねー(我ながら)(^^;
反省いたします!


皆さま、しょうもない話を聞いて下さってありがとうございました。<(_ _)>
では、また次回お会いいたしましょう(^O^)