ぷっとぶ汗!雨のあとはカマいらず
台風一過で穏やかな朝がきました。
爪跡も残さず過ぎ去ってくれて、まずホッとしました。
昨日の夕方は台風の雨風に備えて家周りの飛ばされそうな物を移動したり、片づけたりしましたが何も飛ばされた物は無かったようです。
天気予報では今日から四日程お天気が続く筈だったので田んぼに除草剤を降る予定を立てていました。
しかし田んぼには水がところどころ残っており除草剤を降るのは断念することになりました。今回降る予定だった除草剤は、田んぼの水を抜いて土が乾いていた方が効果が高いのです。降っても効かなくては意味がないので止むを得ません。
そして今日は除草剤を降る代わりに落花生畑の草取りをすることになりました。
落花生畑の畝を歩きながら株と株の間に生えている草を取ります。
比較的大きくなっている草は手で引き抜き、小さな芽はカマで掻き切ります。
「雨後の竹の子」と云うように沢山雨が降ったあとは、草がにょきにょき一斉に生えてきます。
母 (82歳)
「ポテ子、雨のあとはカマいらずって云うべ?昔の人はよく云ったもんだ。な、カマな んか要んねえんだ。見でろ、ホレこう突っぽすべ?(土に指を少し突き刺す)すぐ取れっちまぁ。昔の人はなぁ、雨降ったらこう云って草取ってたんだがらなぁ…よぐ働いたもんだよな なあ、遊んでるヒマなんかねえよなぁ。」
私
「うん、そうだね…。…ホントだね!…取りやすいね!雨の後って草取りにはもってこいだね!ふーん…それにしても茨城弁ってすごいね、突っぽす…かぁ…。突きさすが突っぽすになっちゃうんだもんね…。指を突っぽす!んだよね?。指を突っぽして…取る!そうでしょう?こう…突っぽして…取る!そうだよね?お母さん…突っぽすんでしょう?(^O^)」
母
「んだ、突っぽすんだ(^-^)]
二人で
「アハハハハハ!アハハハハハ!」
母は最近足が弱っているので畑の仕事は休んでもらいました。
畝を歩いていると足が時々土に潜りそうになります。ズブズブッ…おっとヤバい…。
それくらい土の中に水分が多量に含まれているんですね。
畑から蒸発する水分が逆さまのシャワーのように感じられてきます。
うだるような暑さ…、畑の地面からも私の躰全身からも水分という水分が蒸発しているんです…。水蒸気の中にいる…丸ごと水蒸気の世界…にいるみたいです…。
沢山飲んだ水分は躰からみるみる蒸発していくので、シャツは濡れてベタベタと躰に張り付いています。
≪汗がぷっとぶ≫…って正にこういう状態だよな…って思いました。
落花生パラソルの下にマイホーム
ふと株元に窪みが…。
覗き込むと巣と卵が目に入りました。
…少し青紫がかった色の小粒の卵が四つほどだったでしょうか…。巣はわらで出来ているようでした。たかがわらで作られた巣…と思うなかれ、小さいながらも端正で芸術的でした。美しかったです…。落花生の株がちょうど巣のパラソルのようにそびえ立って、巣を守っているようでした。卵の一つをそっと指で軽く転がしてみました。
(ヒバリの卵だ…ここから可愛いヒナが生まれるんだわ…。天敵のカラスや蛇に食べられずちゃんと誕生できますように…。)
ちょっとほっこりした気持ちでその場を後にしました。
午後は空が曇り始め時折しぐれがありましたが、温度が下がったのでかえって仕事はし易かったです。皆様も暑い日が続きますので水分補給をこまめにして熱中症対策をしてくださいね。
ご購読ありがとうございました。<(_ _)>
それではまた次回お会いいたしましょう(^-^)