やっぱりご飯がすき・茨城のポテ子福福・田舎生活ダイアリー

農業を継ぐことになった50代主婦ポテ子の日常

愛しのミーコちゃん

 

 

ミーコちゃんはポテ子のハニーです(笑)。 

毎日何回会っても見るたびに可愛くて可愛くてたまりません。生まれて何年経つのかな…?

…まぁ…12年も経ちますね…今かぞえてみて驚きました(笑)

ネコは全身毛で覆われているので年をとっても人間のようには分かりにくいですね。

見た目は三毛の日本ネコ、女のコです。毛色は三色はっきり出ているところもありますが背中のあたりは色が混ざっていて…まるでブロンドのようにも見えます。手足は短めで尻尾は短く曲がっています。曲がっているのは手で触ると分かります。

生まれて12年経っているのでネコの中では大きい年なんでしょうが、ミーコちゃんを見ていて年齢はまったく感じません。

今でも子どものように毎日甘えてきて…中身(精神?)は変わらないものなのだな…と納得しています。

 

ミーコちゃんは倉の中で生まれていたのを見つけました。

大きくなったら倉でネズミの番をさせようと母が飼い始めました。まだ目も開いていない乳飲み子だったので母がミルクを与えていました。ときどき様子を見せてもらいに行くと日に日に体が大きくなっているのが分かりました。

ある日ミーコちゃんを見せてもらっていると母が地面に置いて

「ほら、歩ってみろ」と云いました。まだ目が開いていないミーコちゃんは手足をふんばってポテ子の方へ歩いてきました。

「あれっ…?」

「わぁーい、あたしの方にきた(笑)」

 

すると母はポテ子の手からミーコちゃんをむんずと掴んで元の位置に置きました。

「ほれ…」

するとまたポテ子のところへ…。更にもう一度…またしても…。

ポテ子は可笑しさと一緒にミーコちゃんが可愛くなってしまいサッと抱き上げて

「やっぱりあたしが育てるね」と云って連れてきてしまいました。

両親の住まいとポテ子の家族の住まいは同じ敷地内なのですが別々なのです。

母も煩わしさから解放されたと思ったのか何も文句は云いませんでした。

 

ネコもそれぞれ個性がありますがミーコちゃんはとても敏感で人見知りなタイプのようです。

大人へと成長したミーコちゃんは誰かお客様が見えると真っ先に隠れてしまいます。

母がミーコちゃんを見て撫でようと近づいてくると逃げます。

母が

「ふんづかまえて ぷっとばしてやりてえ…」と云ったときには思わず笑ってしまいました…。ミーコちゃんは息子のウマ夫が来ても逃げます。日によって逃げないこともあります。(お客様でも逃げないこともたまにあります)

ある日気が付きました。

ミーコちゃんは近づいてくる人の顔を見る前に逃げています…。

相手が誰だか分かってから逃げているんじゃなかったんです…。

誰かが近づいてきたとき姿が見える前に何か感じて逃げていたのです…。

驚きました…。

「へぇー…ミーコちゃんには何か感じられるんだぁ…スゴイねぇ…」と云ってミーコちゃんの顔を見つめました。

ミーコちゃんはおっとりしていますが狩りが得意です。

スズメを狩ります。

うちの屋根には沢山のスズメの巣がありいつも賑やかです。大人になりたてのスズメが上手に飛べず落ちてしまったところをミーコちゃんに襲われたことがありました。そのときは偶然ポテ子が見ていたのでミーコちゃんに駆け寄って口から離させました。スズメを放してあげるとまたしてもミーコちゃんが猛ダッシュしてそのスズメを口にゲットしました。再びポテ子が駆け寄り今度はミーコちゃんの頭をを強くゲンコしました。

「ミーコちゃん!チュンチュンをやっちゃダメって云ったでしょう!!」

ミーコちゃんに伝わったのかそのあとは我慢していました。

スズメは親鳥が迎えに降りてきていつの間にかいなくなっていました。

しかしミーコちゃんはホントのところ狩りが大好きなのです。

あんなにおっとりしているミーコちゃんがネコが変わったように興奮してくるのをポテ子は何度も見て知っています…。セミは大好物です…。

ああ…ミーコちゃん…セミは1週間しか生きられないんだよ…可哀そうだからやめて…と内心思いますが、じゃあ長く生きられるのならいいの?とか…人間だって食べてんじゃない?とかミーコちゃんに訊かれたら…

何も云えないポテ子です…。

ミーコちゃんはネコ同士のケンカに弱いです。負けるとストレスからかおしっこを漏らします。息子は「声ブス」と云っています。

確かにそんなに可愛い声ではないかもしれません…。

「臆病で逃げてばっかりいて可愛くねえ」とも云っています。

 逃げるのは…それはそれは…早いです…(地べたを這うようにして逃げています)。

きっと動物でも人間でも相性があるのだと思います…。

前にいたネコのミントは息子や旦那様のことは大好きでしたが、ポテコが抱っこすると唸って怒っていましたから(笑)。

そんなミーコちゃんですがポテ子にとっては…最高の存在なのです…。

抱っこしてミーコちゃんに頬ずりをすると途端にルルルルル…と素敵な可愛い音楽を奏でてくれます。両手の肉球でポテ子の喉に手をあてわずかに動かしているのが分かります。ミーコちゃんの安堵の幸せそうな吐息を感じます…。ポテ子も幸せで一杯になって安堵の息をします。いつの間にかミーコちゃんとポテ子の吐く息がすぐ傍で混ざって…目をとじると鮮やかなピンクやブルーやグリーンの色いっぱいになり…幸せを感じるひとときです…。

「ミーコちゃんは可愛いねぇ…」

「ミーコちゃんは綺麗だねぇ…」

「ミーコちゃん大好き…」

「ミーコちゃん…」

「ミーコちゃん…愛してるよ…」

ポテ子が何を云ってもそのつど「ニャー」と返事をしてくれます(笑)。

ネコは気ままだという印象がありますが…実際は…どうなのでしょう…?

ネコにも性格があるので一概には云えないと思いますが、ミーコちゃんの場合は一日のうちに何度か愛情のある抱っこをたっぷりとしてもらえば…あとはどこかへ散歩にも出かけます。夜中の散歩は何時間も帰らないので実は「狩り」に出かけているのかもしれませんが…。たまに小さなヘビとかネズミとかモグラとかお土産に持ってきてくれて…ポテ子を驚かせてくれます(悲鳴です…)。先日は勝手口の前に鳥の羽が沢山あったので持ち帰ってそこで食事したのだと思います…。家の後ろを少し行くと山があるのでそこで狩りをしてくるのかな…と想像しているポテ子です。

 

ポテ子は朝起きると必ずミーコちゃんを抱き上げて頬ずりを何度も何度もします。

お昼のころにもします。夕食のあとにもします。

ところが出かける用事があって抱っこしてあげられないこともたまにあります。

出かける前は毛がつくのでできません。

そんなときのミーコちゃんは見ていて気の毒なのですが可愛いです(笑)

ポテ子の前で同じ場処でモジモジ…モジモジ…しています。少し歩いては振り返りモジモジ…扉の処でモジモジ…ついにはポテ子の足元にグイと頭を押し付けてきます。それがかぞえていると15回も…(笑)。

そんなときはミーコちゃんの顔を両手ですくって抱き上げずに頬ずりだけをしてあげるようにしています(笑)。

 

ミーコちゃんと巡り合えたことに今日も感謝でいっぱいのポテ子です。

 

 

最後までご購読戴きましてありがとうございました。<(_ _)>

ではまた次回お会いいたしましょう(^-^;