やっぱりご飯がすき・茨城のポテ子福福・田舎生活ダイアリー

農業を継ぐことになった50代主婦ポテ子の日常

サバイバルモードはもう卒業します…

 

 

子どものころ

椅子とりゲームはたのしかったです…

 

 

これまでの人生を振り返ると…

すべてにおいて椅子とりゲームのようなことをしてきたようにポテ子は思います…。

早い者勝ち

先に取らなければ…誰かにとられる…

力で奪いとれ…

富は権力の証

負けてはならない

隣のだれかよりも抜きん出なければいけない

人をたやすく信じるな

お金がすべて…

 

周りは敵ばかりの世界…

人を見たら泥棒と思え…

いつも戦い…です…

敗者はこの世では生きていけない…

負け犬の遠吠え…なんてことわざもあります…

敗者復活戦…どこまでいっても戦いに次ぐ戦いです…

このモードでポテ子も生きてきました…

自分の内面を深く考える時間もないほどにただただ働いて…

負けるもんか…

と思いながら…

 

ところが…

 

2年前のあるできごとで…ポテ子は思ったのです…

お金があっても人は幸せにはなれない…って…

お金だけでは人は幸せを感じられない…ものなんだ…って…

 

 

それはある意味衝撃でした…

これまで自分の信じていたことが覆されたのですから…

 

今まで頑張って働いてお金を貯めてきたけれど…

そこそこ少しは溜まったけれど…

どうしてポテ子は幸せじゃないんだろう…?

 

働いて得たお金は子どものためにと自分では使わずにすべて費やしてきました…

子どものため…?

果たしてそれも本当に子どものためだったのか…今となっては定かではありません…

本当は子どもに自分を投影した…ただの自己満足のためだったのかもしれないし

世間体だったのかもしれないし

見栄だったのかもしれない…

ほんとうに子どものためだったのかさえ…わからない…

ただ ポテ子が…子どものためと思って働いてきた…ことは事実…

 

それが…

どうしたことだろう…

この現状は…

ちっとも幸せじゃない…

おかしくない…?

…信じがたい…

お金があっても人は幸せにはなれないなんて…

感謝もされなければ尊敬もされない…

むしろその逆に軽蔑され憎まれている…

憎悪が渦巻いている…

なぜ…?

…こんな筈じゃなかったのに…

ポテ子が築いてきたのは何だったの…?

 

そのときポテ子ははっきりと…分かったのです…

人はお金だけあっても幸せにはなれない…って…

 

涙がとめどなく溢れてきました…。

声をださずただ溢れるままに流し続けました…。

夜の夜気に包まれてひとり…

ポテ子は何を間違えたのだろう…?

何があったら幸せになれたのだろう…?

 

それは…

…愛…だ…

愛…がなければだめなんだ…

 

お金はなくてもいいと云うのではないと思います。

ただ一緒に愛がなければ幸せにはなれないんです…きっと…

 

ポテ子はお金を稼ぐことばかりに夢中になって愛を忘れていたのだと思います…。

 

椅子とりゲームはいわばサバイバルモード…

人を蹴倒してでも泣かしてでも…自分さえ良ければいいと云う気持ちが働きます…

 

もうサバイバルモードは飽きました…。

子どものころ椅子とりゲームは確かに楽しかったです…。

でももうたくさんです…。

十分に遊びました…。

 

ポテ子は次のゲームに行きたいと思います…。

 

 

 

 

皆さまご購読戴きましてありがとうございました。<(_ _)>

ではまた次回お会いいたしましょう(^^)