…免疫力が落ちてるのかも…?
以前お世話になった設備屋さんとしばらく振りに再会しました。
戸倉さんはポテ子の両親が隠居を建てたとき 水道、設備の一切を請け負ってくれた設備屋さんです。
その後水道、設備のトラブルがなかったのでお会いすることも無かったのですが…突然トイレのタンクが故障し、戸倉さん(仮名)に修理のお願いをしたんです…。
ポテ子のおぼろげな記憶だと…戸倉さんは体が大きくてちょっとぽっちゃりした人で…あと、感じがいい人だった…と云う印象でした。
ポテ子
「その節はお世話になりましたぁ(笑)」
戸倉さん
「いやいやこちらこそ…いやぁ~…暫く振りですよねぇー!(笑)」
ポテ子
「隠居を建てたときにお世話になって以来ですもんねぇ、ってことは…16年振り??(驚)…」
挨拶を交わしながらお互い相手の顔をしげしげと見てしまいました。(笑)
16年も経つと…相手の顔も忘れてしまうんですよね…(何度もお会いしてない方だと)…
それで挨拶をしながら
(…こんな顔だったっけかな?…)
(あぁ…そう…、そうだ…こんな顔だった…)
(あら老けたな…そりゃ16年も経ってんだから…)
(ん…老けたと思ったけど…よーく見ると…年のわりには若いかな…)
(髪の毛に白いのが結構…混じってきたね…)
(…でも毛の量は多いな…)
(…禿げないタイプなんだな、この人は…)
ポテ子は世間話をしながら戸倉さんの顔を見て色々思っていました…。
勿論戸倉さんも思っていたでしょうね…(笑)
戸倉さんとの雑談…
「どこそこの誰々さん?…よぉーぐ知ってるよ、オレと生まれたとご(処)ちけえ(近い)から。あそこらにナニナニってあっぺね(あるよね)?…そごの角に油屋があんだけど…分がる?…あれは同級生なんだ(笑)…そう…そごの手前に電気屋があんだよ、それがオレげ(生まれたときのオレんち)。子どもの頃は学校まで遠がったよぉ、オレげ(俺んち)はちけえ方(近い方)だったけどな…5キロぐれえかな…マゴちゃんはもっと遠いよなぁ?よぉー、おめえんちは学校までどれぐらいだぁ?…7キロが?…あっちはド田舎だがんな(笑)…。ガギんときは学校がら帰って来っとカップ麺にイモ入れて喰ったっけなー。自分ち帰る前に友達ら(マゴちゃんも)オレげに寄って遊んでぐんだよ…腹減ってっからカップ麺喰ったぐらいじゃあ足んめぇよ…だがらイモブチ込んでよぐ喰ったもんだよなぁ…(笑)なあ、マゴちゃん?(一緒にきてくれたマゴちゃんも頷く)…オレげの隣の畑でイモ作ってたがら…ちょうどそごのせがれもオレらと同級生なんだよ…だがらそのイモみんなもらってオレらで喰っちまぁべよ…だがら学校から帰ったら芋掘りの手伝いだよ(笑)…」
戸倉さんは共通の知人のことや子供の頃の思い出を楽しく話してくれました…。
年はポテ子よりも3つ下であることが分かりました。
茨城弁で話されるとポテ子はすごく親近感が湧きます…。多分同じ内容の話でも標準語で聞くのとは大分違う気がします…。
茨城弁には心の垣根を取ってしまう魔法のような効果があるのかもしれません(笑)。
ポテ子は戸倉さんやマゴちゃんと話をしていたらすっかり子どもの頃から知っている人とでも話しているような気分になっていました(笑)。
そんな戸倉さんは…話しながら時折り足や躰を服の上から掻いていました。
そしておもむろに「いやぁー、虫刺されが治んねえんだよ…」と云って作業ズボンの裾をまくって見せてくれました。
すると足首からスネのあたりまで赤いかさぶたがびっちりと広がっているのが見えました。かさぶたはまだ固まっていない感じなので強く掻いたらすぐに血が出そうです。掻きむしっているうちに段々広がってしまったのでしょう…。
戸倉さん
「医者行って薬もらったの塗ってんだよ…でもちっとも治んねえんだ…もう3年ぐらいになっかなぁ…痒くってよぉー、あー、チキショウー!(痒い)もう全身痒ぐなってきちまぁんだよ、これが…つれぇよ…。足だけじゃなくて全身に広がっちまってよぉ~、見でみてよ…これ…」
足首のかさぶたと同じものが上半身の肩のあたりにも広がっていました。戸倉さんが話の合間に掻いている様子を見ると相当な痒さなのだと思います…。
ポテ子
「戸倉さん、これ…塗り薬だけじゃなくて中から治した方がいいかもよ…」
戸倉さん
「ああ、飲み薬ももらってんだよ…でも…ダメなんだよなぁ…あそご、ヤブ医者なのがなぁ…?今日このあど別のでがい病院行ぐ予定でいるんだぁ…はぁ~、やんなっちまぁよな~!参ったよ…もぉ…」
ポテ子
「飲み薬も飲んだ方がいいと思うけど、もしかしたら…戸倉さん…免疫力が落ちてんのかもよ…」
戸倉さん
「あ?…」
ポテ子
「人間の躰って普段の食事とかで酸性とかアルカリ性に傾くんだって。酸性に傾くと免疫力が落ちるんだって…」
戸倉さん
「…あん?…」
ポテコ
「甘いものを摂りすぎると酸性に傾くの…。ご飯とかお酒とか摂りすぎると躰が酸性に傾くんだよ…」
戸倉さん
「ああ、そんだったらオレは糖質ゼロ呑んでっから(笑)」
ポテ子
「糖質ゼロもあんまりよくないみたいだよ…。戸倉さん当分 糖質カットしてみたら?ご飯を全然食べないのは無理だろうけど量を決めてそれ以上は摂らないようにするの…そして野菜を沢山摂るの…野菜はアルカリ性だから…。」
戸倉さん
「はぁ~ん…」
戸倉さんはポテ子の話をポカンとした顔で聞いていました…。
もっとよく説明できなかったかな…と少し悔やまれます…。あんまりしつこく云ってもな…と悩むところです…。
トイレは戸倉さんとマゴちゃんの職人の技で完璧に直され再び(用を足したあとに)勢いよく水が流れるようになりました。お二人に感謝です!ありがとうございました…。
それにしてもポテ子は気になっています。
戸倉さんはあのあと別の病院へ行くと云っていたので…いいお薬をもらえたかなぁ…?
あと…掻くのを我慢できればいいのだけどなぁ…と…。
それができたら誰も苦労しませんよね…。(笑)
多分戸倉さんはお酒も結構呑んでいそうだな…とポテ子は思いました。
あ~、戸倉さんにもっとしっかり云いたかった…!
お酒は治るまでダメだよぉー!(我慢して…)
ノンアルコールでもダメですよぉー!
ご飯も甘いものもなるたけ減らして!野菜をたくさん摂ると躰がアルカリ性になるんだよぉー!アルカリ性に傾くと免疫力が増すんだよぉー!自然治癒力がアップするんだよぉー!!
トイレや設備の故障はあんまりないから…次に戸倉さんにお会いするのはまた10年後くらいかもしれません…。戸倉さんの躰がきれいに治って元気に笑っている姿をポテ子は想像しています…。
どうか戸倉さんの躰が早く早く早くよくなりますように…
皆様もどうぞご飯(一膳)と野菜をたーんと召し上がってくださいませ…(^^;
ご購読戴きましてありがとうございました。<(_ _)>
ではまた次回お会いいたしましょう(^^)!