やっぱりご飯がすき・茨城のポテ子福福・田舎生活ダイアリー

農業を継ぐことになった50代主婦ポテ子の日常

私が憧れていた『高貴なお方』って…??もしかして…

頭がよくてスポーツも万能で何でもできて、性格もしとやかで上品。

おまけに顔もきれいで非の打ちどころのないような人だった…。

周りのみんなからも一目置かれていた存在だったあのお方…。

さすが私ら凡人とは違うな~!といつも羨望の眼差しで見ていたあのお方は…

もしかして…??

もしかしたら…もしかして…虚構の人…だったのでしょうか…?
中学三年のときにわたしが憧れて大好きだったそのお方は 違うクラスの女子生徒でした。(卒業するまで一度も口をきいたことがありませんでした…(笑))
彼女は大声をあげて走り回ったり騒いだり、興奮して声を荒げたり人を叩いたりなどしない方でした。
それゆえ尚更わたしには、彼女が天女様のように見えたのかもしれませんが…。

親の期待に応えるために、親に認めてもらいたくて、親の愛情が欲しくて…彼女は必死に本来の自分と違う自分を作っていたの…?

本来の自分を我慢して押さえて希まれる自画像を演じていた…?本当は苦しくて辛かったの?


そうしたら勉強ができなくて劣等感をもって卑屈になってたわたしと内面ではあまり変わらなかったってこと…?私の場合は
「そんなバカじゃ大人になっても使い物になんねぇぞ!」って云われてたからいじけちゃったけど…。
彼女の場合は親の求める 虚像に向かって必死に努力してたってことだ…。けれど称賛や愛情は彼女が虚像を演じているときだけのご褒美みたいなもの…。だから彼女の潜在意識はありのままの自分は受け入れてもらえていない、ということを知っている…。(傷ついている…)
本来の自分の欲求を無視しているかぎり彼女は苦しくて辛いままだし本当に満たされることはない…と云うこと…?

もしそうだとしたら…衝撃だ!!
学校でふでき扱いされていた「おバカさん」と「優等生」がこころの面では同じだったなんて…(驚愕)(汗)…
どちらもありのままの自分を受け入れて愛情を注いで欲しいと思っている…。
ほんとは彼女もバカ騒ぎたってたまにはしたかったのかもしれない…。
大きな声で「バカヤロウ!」と叫びたい時もあっただろうし…。
宿題だって「今日は疲れたからやってらんねー!」って云いたい日もあっただろう…。
中学を卒業して…彼女はどんな風に過ごして大人になっていったのだろう…?
もう50を過ぎているわけだけど…彼女は今、幸せに暮らしているのかなぁ…?
それとも自分でも気づかないまま、まだ虚像を演じ続けているのかなぁ…?
…途中で自己改革できたかもしれないし…分からないけど…

わたしは…今生きていることに幸せを感じている…
けれど生き方は結構不器用…、人とあまり会いたくないし、会えばいい人を演じることもあるし、本音を云わないことも(云えない?)こともある…。
もしかしたらわたし達は同じような延長線上に立っているのだろうか…?…。

今から『高貴な彼女』だった中学生の頃の彼女のイメージをわたしの中で変えてみることにします。


彼女は快活で明るく優しいけれどイヤなことはイヤとはっきり云う人でした。
楽しいときは大きな声で笑い、怒ったおきは背中をおもいきりぶっ叩く人でした。
彼女を怒らせて運動場を一周追い回されて人もいます。
彼女は自分がやりたくないことは相手が例え先生でもきちんと理由を云って断る人でした。


私のなかで『高貴な彼女』のイメージがリセットされました。もう前のイメージは消すことにします。「あのときのあなたのこんなところが好き」と云われも本当の自分でないのに、彼女が訊いたら哀しいかもしれないな…と思ったので…。
そして「何でもできて常に冷静さを失わない人」に憧れていたわたしもリセットすることにします。

人はできないことがあったっていいんだよぉー!

できそこないな面があってもいいんだよぉー!

ご購読ありがとうございました。<(_ _)>
ではまた次回お会いいたしましょう♪