やっぱりご飯がすき・茨城のポテ子福福・田舎生活ダイアリー

農業を継ぐことになった50代主婦ポテ子の日常

中学2年?…のとき隣の席だった男子生徒

中学生の頃に思いを馳せていたらある男子生徒を思い出しました。隣の席に座っていた人です。席替えをしてもまた近くになったりして何かとやり取りをしていました。とは云ってもその「やりとり」とは大抵痴話喧嘩のような軽い云い合いでした。


冷静になって見ればその男子生徒の顔はまあまあ整っていたと思います。何処となくポテ子の父親と顔が似ているような気がしていました。一つ一つのパーツが似ていると云うよりも何処となく…って感じですが。背は何とか高い方に入るくらいででニキビ面でした。なのでこれから彼を『キューリ』と呼ぶことにします。キューリが隣の席になって分かったことは、彼は地理が大好き!だと云うことでした。時間があれば日本地図を落書きしたり世界地図も書いたりしていました。キューリはポテ子にやたらと話し掛けてくるのです。最初は「消しゴムかして」だったように思いますが、それをきっかけに地図や地理に関したことを毎日いつでも隙があれば何度でもポテ子に「問題だよ‼…これの答えは?」と訊いてきました。ポテ子は社会全般大キライでチンプンカプンですから何を訊かれても大抵分かりません…。それでも一応考えて答えようと努力はした…気がします。一応「答えはナニナニ…?」みたいに返事していました…(笑)。
その答えがキューリにしたらとっても的外れで可笑しかったのかもしれません。

キューリは仕草や話し方に特徴がありました。少しナヨッとしてしていたのです。

ポテ子のことを「あんた」と呼びました。「ねぇねえ…あんたさぁーこれ知ってる?」「ギャハハハハ!そんな訳ないじゃん、ギャ~!可笑しい~!」と涙を流して笑っていることもありました。白鳥れいこと云う漫画の人のように教室中に響き渡るような大きな声と大袈裟な表情で笑ったりすることもありました。手の指を女性のように器用に広げたり曲げたりしていました…。
ポテ子の傍に居ないときはは大人しめだったと思います。勉強は全般ややできる方でした。中でも地理の知識は確かにハンパないなぁ…とポテ子も思っていました。キューリはポテ子の顔を見つけるといつも喜んで傍に寄ってきました。
「ねえねえ、あんたあれ見た?…どう思う?」
「ナンチャラカンチャラ…この問題分かる?」
「わぁ~、こんなの分かんないんだ~!おバカさーん」
「ダメ!絶対なにか答えて!じゃないとダメだからね!」
「早く答えて!…じゃないと許さないよ!」

ホント…あの頃キューリには参りました…。キューリは一人っ子だったようでした。…どうしてこんな言葉遣いに育ったのだろう…?といつも不思議に思っていました。キューリと話しているとポテ子の姉と話しているのとあまり変わらないような感じでした。これで中身が全く変わったら…、例えばどっしりと座って言葉少なに喋ってもっと優しかったら…少しはモテるかもしれないのに…と想像したこともありました(笑)。
ポテ子もキューリに隙があればいつかとっちめてやろう!と伺っていたし「おバカさん」には頑張って弁解していました。(こいつから離れよう!)…と思っても離れられずに困っていました…。
キューリがポテ子にへばりついているのは随分長いこと続きました。ポテ子の方はそのしつこさにうんざりしてきたのと疲れてきてもいました。丁度そんなポテ子の気持ちを察したようにお助け女子が現れたんです。
彼女の名前は「サツマイモクイーン」と云いました(実は今考えました…ハハ…)
サツマイモクイーンの顔は目鼻立ちのはっきりした美人でしたが背が高くどちらかと云うとガッチリ系でいつも小麦色に日焼けしていました。

サツマイモクイーン
「お前しつこいんだよ!やめろよ!」
キューリ
「あんたに関係ないでしょう!」
サツマイモクイーン
「やめろって云ってんだよ!バカ!」
キューリ
「あんたに云ってないよ、あんたの方がしつこいよ!バカ!」
サツマイモクイーン
「お前、今わたしのことバカって云ったな?このバカ!」
キューリ
「云ったらどうしたんだよ!バカ!」
サツマイモクイーン
「このっ…ボコリ(殴った)」
キューリ
「痛い!何すんの!バカ!ブス!」
サツマイモクイーン
「今、ブスって云ったな?…ボコッ!(また殴った)お前気持ち悪いんだよ!バカ!」
キューリ
「痛い!このオトコオンナ!…ブス!…ブスブスブスブスブス…!」
サツマイモクイーン
「コノヤロウ!ぶっとばしてやる!」と云ってサツマイモクイーンはキューリを追いかけていました。

キューリはサツマイモクイーンが見てないときに急いでポテ子に話し掛けに来たりしていましたが、サツマイモクイーンの監視はだんだん厳しくなり次第にキューリ対サツマイモクイーンの戦いに発展したように見えました。キューリが少しでも近寄ろうものならサツマイモクイーンが腕組みして待ち伏せていました。二人の罵り合いはまるで猫のケンカのように見えました。猫は「ミャ~!」「ウウ~!」とか声で威嚇し合って最後に「フー!」とか「シャー!」と唸ります。キューリもサツマイモクイーンも最後は「イーだ!」「べーだ!(舌を出して)」とか云って互いに歯茎を見せて唸っていました。もうポテ子の存在は関係なしになっていたかもしれません。そして決定的になったのが

サツマイモクイーン
「お前はポテ子のことが好きなんだろう!だから来るんだろう!」

と云ったのです…。キューリは黙ったかもしれません…。あまりはっきり覚えていないのですが…「そんなことないよ!」と反論したこともあった気がします。けれどポテ子の悪口は云いませんでした。これをきっかけにサツマイモクイーンはキューリが近寄れば「お前はポテ子が好きなんだ!」と攻撃し、キューリは来ないようになっていった…と云う結末でした。

このとき助けてくれたサツマイモクイーンにはとても感謝しています(笑)。実際キューリのしつこさにはホトホト参っていましたから…。けれどキューリのことは嫌いではありませんでした。今でも(キューリはどうしているかなぁ…)って思います。どんな風にして生活しているのか覗いてみたいくらいです(笑)。キューリは確か一人っ子だったから兄弟のようにポテ子をかまって遊ぶのがとっても楽しかったのだと思います。見かけは一応男子だったけど同性のようにポテ子は感じていました。果たして結婚したかなぁ?…父親になった想像は出来ません(汗)…が…もし父親になっているとしたら…失礼致しました。(*'▽')v

キューリのあの悪乗りしたしつこさはポテ子がうちで家族にしている姿に酷似していました。まさに「しつこいポテ子」(別名)だったのです…。
ポテ子は内弁慶なので外では大人しい振りをしていましたが…『人の振り見て我が振り直せ』でしたね(汗)(^^;

ご購読ありがとうございました。<(_ _)>
ではまた次回お会いいたしましょう(^^)/