やっぱりご飯がすき・茨城のポテ子福福・田舎生活ダイアリー

農業を継ぐことになった50代主婦ポテ子の日常

ハマグリ取りよりゴミひろい?

ハマグリ取りってそんなに楽しいの?


息子ウマ夫の中で昨年からハマっている楽しみの一つにハマグリ取りがあります。…ハマグリ取り?ハマグリ拾い?
今年の四月中頃にはワクワクで出かけて行きました。(私ポテ子も同行しました)ハマグリは美味しいんですがハマグリ拾いには正直云ってあまり関心がありません。浜辺を長い時間歩いてハマグリを拾って歩くなんて畑仕事とさほど変わらない気がしてしまいます。腰をかがめて歩くのも農作業に似ているし…。
何が楽しくて…?と疑問に思ってしまうのですが好きな人にはたまらないのでしょうから…水を差すのは止めることにします…。
「家で留守番してるから沢山ハマグリ拾ってきてね~!」と云いたかったのですが、80過ぎの母が一緒に行く!と云いだしたのです。

ポテ子
「その歳で浜辺を歩き回るのはしんどくない?…大丈夫?」と訊いてみたのですが母は目を輝かせています…。

「オレむがし(昔)娘の頃に行ったきりだがらなつがしいなぁ~、行ってみてえ!!こんなでっがいの取れたら面白がっぺなー💛行ぐ!」と云うのです…。

それで母の安全を見守る為私ポテ子もお伴することにしたんです。その日は大潮であることを確認していましたが、大洗海岸に着いた頃から雲行きが悪くなってきました。三人とも出鼻をくじかれ気落ちしましたが…折角来たのだから…といざ浜辺に出ました。
そんな三人の意に反してとうとう雨が降ってきてしまいました。
「少し雨ぐらいの方がハマグリも沢山あったりして…!」なんて云いながら三人で意気揚々と砂浜を掻き始めました。
しかし砂を掻いても掻いてもハマグリは一つも見つかりませんでした。雨足も強くなってきました。海岸を見渡すと私たちの他には数名のサーファーが居るだけでした。
雨のときってハマグリ拾いには適さないんでしょうかね?
素人には分からないですね…。
ハマグリ拾いに熟知している人が居たら云われたかもしれません。
「おめえら、こんな日に来たってダメだっぺよぉー、取れるわげあんめー!」って…。
もともとハマグリ拾いにあまり意欲のなかったポテ子は海岸に打ち上げられたキレイな貝がらに興味を移しました。
白いものや紫がかったもの、淡い橙色のものなどがポテ子の気を引きました。。母も体力が消耗してきた様子でポテ子と一緒に気に入った貝がら集めに目的を変更しました。
ウマ夫だけは意思が強くハマグリ拾いを続行することを諦めませんでした。ポテ子と母の二人から見えなくなるほどまで海岸沿いを歩いて行く小さなウマ夫のうしろ姿が見えました…。
一方ポテ子と母は沢山の貝がら収集を終えると、それをビニール袋に入れ砂浜に腰をおろして呆けたようにウマ夫が帰って来るのを待ちました。
待ちくたびれたころ雨が全身に浸みわたり濡れネズミのようになってウマ夫が帰ってきました。
ポテ子と母は僅かの期待を込めて

ポテ子
ハマグリあった?」

ハマグリあったが?」と訊いてみました。
「うん」とウマ夫。

立ち上がってウマ夫の掴んでいるネットを覗き込むと…小さな親指位のハマグリベビー?が一つだけ入っていました…(笑)。
「あ~!!これだげが?」母が驚きの声をあげました。(笑)

帰りにうどん屋さんに立ち寄り三人で温かい天ぷらうどんを啜り冷たい躰を温めました。
浜辺に居たときより幸せを感じられるひと時でした(笑)。

あれから母は「ハマグリ拾いに一緒に連れて行ってくれ!」とは云わなくなりました。
なのでポテ子も行っていません。
ウマ夫はその後もハマグリ拾いの情熱を持ち続けていました。畑仕事の合間を見つけては何度か友人とと出かけて行きました。大きなハマグリをバケツに沢山持って帰って来たこともありました。七輪で炭火焼きにしてくれたり、お吸い物にしたりしてご馳走してくれました。
それはそれは美味しかったです…。ウマ夫ありがとうございました、感謝しています…。

ご馳走になってこんなこと云うのも何ですが…私ポテ子はハマグリ拾いより近所のゴミ拾いの方が好きです。
ゴミ拾いの方がワクワクします…。わ~、また拾った!町がキレイになった💛って嬉しくなるから…。何個って数えるのが楽しみです。
ウマ夫には云いませんが…。
だけどよく考えると…どちらも似ていますよねぇ…、拾うんですから…。どちらも沢山拾うと嬉しいんですし…。中身は違いますが趣味の違いぐらいの話だと思います…。
何であれ本人が楽しければ良いのじゃないでしょうか…♫



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