やっぱりご飯がすき・茨城のポテ子福福・田舎生活ダイアリー

農業を継ぐことになった50代主婦ポテ子の日常

メロンパンナの大脱走

ジャラジャラジャラ…!ジャラジャラジャラ…!

少し前のことになりますが夜中に凄い音が聞こえてきました。
…!?ナニ?蒲団の中で目をあけ耳を澄ましますがもう何も聞こえません。再び夢の中へ入ろうとするとまた
ジャラジャラジャラ…!ジャラジャラジャラ…!
…と不気味な音…。
なんじゃいな、これは…!!蒲団の中で上半身を起こし腕組みをして聴覚に神経を集中します…。
ジャラジャラジャラ…!ジャラジャラジャラ…!
また聞こえた…。何かが…いる!…外に…いる!
えらいこっちゃ!けったいな事が起きてる!見に行って確かめよう!!
跳ね起きると茶の間をつっきり勝手口の戸を勢いよくガラリと開けてみました。
が、以外にも夜の闇は静かな空気で満ちていました…。
ポテ子は腕を組み、仁王立ちして庭の隅々までガン見しました。目が闇に慣れてきたころ畑脇のビニールハウスの前を白いものが勢いよく
ジャラジャラジャラ…!ジャラジャラジャラ…!と通り過ぎて行くのが見えました。
そして踵を返しまた反対方向に
ジャラジャラジャラ…!ジャラジャラジャラ…!
(゜_゜)
メロンパンナ…。
メロンパンナじゃないか…。お前ナニやってる??
わが家の愛犬メロンパンナが首輪に付いてる長い鎖を付けたまま縦横無尽に走り回っていたのでした…(汗)
メロンパンナ!」
と呼び掛けると直ぐに近くまで走り寄ってきました。
メロンパンナちゃーん、こっちにおいでー💛」
とおもいきり猫なで声でポテ子が云いました。
メロンパンナはハッハ…!と息を弾ませダッシして来ましたが手前でピタリと止まりました。
「どうしたのぉ~?メロンパンナちーゃん、早くこっちにおいでよ~💛」
メロンパンナはもうちょっとで手が届きそうな処から小悪魔みたいな顔をしてポテ子を見ています…。
ポテ子は歯ぎしりしてにじり寄りますが、メロンパンナはその分ポンと後ろに跳ね跳びます。
ほう…、お前はなかなか賢いのぅ…。(コノヤロウメ…)
💡名案…!
メロンパンナ!サンポ!!サンポ行こう!!お母さんとサンポ行こう💛」
そう声を掛けました。
メロンパンナのあの嬉しそうな顔…。飛びついてきました!
やったぜ!捕まえた!お前は賢いからな…サンポって云えば来ると思ったぜ!!誰がこんな時間に散歩なんか行くか?…夜中なんかに行く訳あるかぁ!!
まったく…ひと騒動でした。ポテ子に鎖を引きずられながら犬小屋に連れて行かれ、メロンパンナの脱走劇は幕を閉じたのでありました…。ヤレヤレ…。


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